幼年期の終わり

 昔、この本を読んで途中で挫折した気がする。でも古典SFで外せないかなと思い、再トライ。メチャクチャ面白い。なんだこれ。挫折した記憶なんだったんだ。挫折する要素無いぞ。ずっと面白い。なんか違うタイトルだったかな。星を継ぐものだったかな。

 地球外生命体として人類よりも上位的な存在がやってくる、というイベントはよくあるお話。しかしこれを人類の進化を見守る存在として登場させているのが新しい。新しいって50年も前の作品なんだけど。なんか一周して新しい。どうも地球外生命体とは戦争になっちゃう事が多いからなぁ…。戦争しないと画面的におとなしいからね。エンタメ的には魅せやすいイベントなのはわかるけど。でもSFの楽しさってのは、発想だったり、設定だったり、技術だったり…そういった要素が様々に絡み合い、想像を超えるドラマを展開する事。戦争しなくもていいの。画面的な派手さとかどうでもよくて、想像力が刺激される事がSFを読む気持ちよさなのだと思う。

 次は叛逆航路読む。