自分を操る超集中力

自分を操る超集中力

自分を操る超集中力

 年末年始に実家に帰ったときに友達と飲む。恒例。その待ち合わせで本屋に寄って立ち読みしたら、なんか「おっ」と思うような内容だったので後日買う。いわゆる自己啓発本の類。たいてい章タイトルだけどんどん読んできゃなんとなくざっくり分かるから買わないんだけどね、自己啓発本YouTubeみてると時々現れるDaiGoさんの動画を見てたらなるほどなーと思うことがあったりして、そのDaiGoさんの本ならいいかって。権威に弱い。権威?

 ウィルパワーなる集中力の源を、いかにコントロールするかという本。ウィルパワーはあらゆる選択をする際に使われていくそうな。なので机の上とかをきれいにしとくと、仕事に集中できるんだよ、とか。習慣にするとウィルパワーの消費を節約できるよ、とか。スティーブ・ジョブズではないが、着る服が決まってると、そこで節約したウィルパワーを他の作業に振り分けられるのだ。腑に落ちるなぁ…。メンタリズムにかかっているのだろうか。

 それはさておき、なかなかやる気スイッチの入る本であった。これから光目覚まし時計で早めに起きて朝日を浴びてセロトニンを作り、軽い運動のあと出かけるまでに勉強したりインプットを作って、ポモドーロ・テクニックとアイビー・リーメソッドで効率的に仕事を進めたい。…とりあえずこの本に出てくることをズラズラ並べただけだが。そんなにスパッとは行かないので、やれるところから小さくやってみよ。たまーに自己啓発本読むの楽しいかも。内容を実行できるかどうかはともかくとして、なんか仕事する気でるよね。ただその意識高い感じを周りに影響させちゃうと勘違い者なので気をつけるべ。


 さて違う話なのだけど、選択&決定によってウィルパワーを消費するという話。それを節約することによって、本当に創造性が必要な作業に力を注ぐことができる。ここで良いことを思いついたんだけど、人間の細々とした選択をAIに管理させよう。自由意志こそが人間の人間たる理由、みたいなプライドを持ってる人は多いが、なんでもかんでも自由意志によって選択する必要はないんだ。計算で最適化できるような選択についてはAIに一切を任せることで、人間はエネルギーを温存することになり、そのエネルギーでより高度な創造をする事になるだろう。豊かな社会を作ろう。現代はまだその効果について懐疑的なので「AIが人間を支配してしまうのでは?」みたいな謎の恐怖によって選択をAIに任せることに不安があると思う。しかし、これがうまく機能すれば、逆に「まだそんな些細なこと自分でやってるの?」みたいな価値観に大逆転するかもしれない。

 先日NHKで放送された「平成ネット史(仮)」で堀江さんが「iPhoneにフォン(電話)って名前を入れたジョブズ天才」というような内容のことを言ってた。『PDA』とか技術先行の人はカッコいい感じで名前つけちゃうけど、それが普通の人を敬遠しているのだと。AIも名前を変えよう。既存の仕組みと組み合わせよう。センスの良い名前思いつかない。