- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2012/04/13
- メディア: Blu-ray
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それはともかくとして。歴史をベースにした作品は、ネットで答え合わせしながら観るのが個人的に面白い。個人的に面白いって不思議な言葉だ。面白さとは主観的な感覚で個人的に面白い以外にあるものか!客観的に面白いって言うけどね。言うけど、それってあなたの感想ですよね?客観的に面白いと個人的に感じているわけだ。私は面白いと思ってないけど、客観的には面白いのでは?みたいな話なのかな。そんなひねくれた言い方する人いなそうだけど、実際はいるんだろう。ひねくれた人。
閑話休題。とにかくネットで答え合わせしながら映画を観るのだ。新しい登場人物が出たらググって、その人物が歴史上どのような役割を果たした人なのか調べる。当然ストーリーのネタバレはある。でも構わない。歴史上の事実を映画化してるんだから、ストーリーなんて初めからネタバレしている。ネタバレしているストーリーやイベントをどのように脚色するのか、どのような演出によって構成するのか、そういうのが歴史を扱う映画の面白さだろう。
吹き替えで視聴。主役のエリザベスは高畑淳子さん。女王になる前のエリザベスから物語は始まる。ロンドン塔に幽閉されたり。んで、その瑞々しさという点では高畑さんの吹き替えは、やや老け感はあるものの、次第に女王として肝が座ってくると、非常に雰囲気が出てきて素晴らしい。「国家と結婚している」というような事を言ったというエリザベス1世だが、劇中ではロバート・ダドリーとめちゃくちゃ恋仲でセックスもバンバン描写してる。男など寄せ付けぬ!みたいな人かと思ったらそうでもなかった。果たしてホントにそこまで親密な関係だったかは創作なのかもしれないが、Wikipediaによれば、結婚を餌に政治的交渉を仕掛けるようなところもあるようだし、政治的したたかさから結婚を利用していた人のようだ。こういうところも歴史映画の面白いところだ。歴史的な有名人はキャッチーなアフォリズムだけが独り歩きして、その人物像がむしろそこに引っ張られてしまう。