無属性やめたい

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 女性と遅くまで飲んでいて、恋愛の話になってるのに、全く自分がそのカテゴリに入っていないことの悲しさ。男性として見られてなくて、ただの人。無属性。女性と男性が反対の属性を持つ属性だとすれば無属性。ゲームなら弱点なくて汎用性があり、与えるダメージもそこそこ読める便利なキャラだが、現実ではただの悲しき存在…。嫌われたくなくて、キモいと言われたくなくて、人当たりの良い無害な人をやってたら、そこそこ生きやすい世の中なのだけど、肝心なところでパワー不足で役にたたない。こと恋愛においては、属性の違いが恋愛という関係に発展しやすいのではないだろうか。同じ属性でもそういう関係になれることは知っていますよ。難易度の問題ですからね。マッチョな男性性が忌避される傾向にあるこの社会だが、しかし女性が恋愛の対象と男性を選ぶ場合においては、意外とそれが魅力的に映るのでは。とにかく無属性の人をやめたい。考えてみれば大きく成功するような人は敵が多い。強い属性を持っているから、自ずと敵も強い反対属性を持つことになる。しかし同様に大きな魅力でもあり味方も多い。敵でなくて味方に組み込めば、多様な属性をパーティの中に取り込むことであり、様々な場面に対応できるようになる。光でも闇でも、土水火風、なんでもいいから、強力な属性を手に入れたい。無属性はゲームの初期の頃は癖がなくてどんなパーティにも組み込みやすいんだけど、結局終盤戦になると属性攻撃が重要になる。無属性とは初期の頃だけ喜ばれる特性なんだ。女性声優で例えると最初は都合のいい可愛いキャラやってれば、無個性、純粋、若さと新鮮さで受けるのだが、結局そればっかりではだめで、長く仕事を続けたいなら毒も喰らわねばならぬ。憎らしい役も下品な役もものにして、結局個性が生まれて長く生き残る。なぜ急に声優で例えたのか。ゲームの話で例えてたのに。

 しかしそういうメンタルには急にはならねぇな…。属性攻撃によってキモがられるのは嫌だ…嫌われるのは嫌…。今無属性を手にしているのは、社会と環境の中で一番自分が生きやすい形にステータス調整した結果なの!!!それで手に入れたものも沢山沢山ある。それを捨てて急にダーマの神殿には行けねえよ…。無いものねだり。本当にそれ。そこそこ気持ちが整理されてきたが、悪意の無いひとことでグッサリやられたので、その記録。ザックリまとめると都合よくモテたい。それや。でも現実はゲームじゃねえんだよな。