ゴールデンウィーク明けに連休ができたので遠出することにした。カレンダー通りに動くとは限らないワタクシの予定。急に仕事がなくなったりもする。臨機応変に対応することが肝要である。というわけでやりたいことリストの中から出雲大社に行くことに決めた。車で長距離移動することにしたのだが、さすがに1日で一気に移動するのは大変すぎる。滋賀に寄って観光し、そこから島根を目指すことにした。
1日目は仕事を終えて、夕方に出発。24時前に大津のホテルに着くように移動した。この日の夜は寝るだけであるので、値段の安いカプセルホテルで充分。明日から本番ということで就寝…。
カプセルホテルは当然のように眠れないので浅い眠りを繰り返しながら朝。8時半にシャワー浴びて着替えてチェックアウト。クルマに戻って大きな荷物は一旦下ろして必要なものだけまとめる。ホテルに忘れ物した。急いで戻ってマットレスの間か?とひっくり返して確認したが、マットレスがカビてる事しか発見できなかった。忘れ物はポケットにあった。見つかったなら問題ない。
いや、カビたマットは良くない。WEBページのビジュは良かったのだが、細かいところが残念。しかし値段相応ともいえるし、眠れれば問題はない…。ただ深夜にチェックインしてきて、しばらくカプセル内で喋ってたクソ客だけは許さん!たぶん配信者。ロビーに行けよ非常識な…でも配信者って非常識だから面白いのよな。だから見てるだけで良い。リアルで関わると不幸になる。個人の感想であり強い偏見です。
では2日目の行動を始める!
otsu.or.jp
大津観光とはすなわち成瀬あかりの聖地巡礼だ。というわけでゆったり散歩しつつ、まずは膳所に向かう。駅から歩いて琵琶湖へ。決して爽やかとは言い難い独特の香りが近づいてくる。街を抜けて視界からどんどん障害物が無くなって一気に開ける。琵琶湖だ。一年ぶり2回目。この日は天気が良くて水辺を歩いているだけで気持ちが良かった。最近手に入れたSIGMA fp で写真を撮りまくる。設定を変えながらじっくり撮ったり、記録用にさっくり撮ったり。あとInsta360のGO UltraでPOV撮影もしてみている。これ撮った後どうすんだろ。Vlog作って遊ぶ…という想像はするけども、未だ嘗てそれをした事は無い。撮るのが楽しいんでそれで良いんですよ。また、カメラを持って歩くと、景色をよく観察するようになるような気がする。陰影の大きいところとか、ちょっとした隙間、仄暗い場所、なにか物語が潜んでいそうなところが良い。マダミスに使えそうだし。作る可能性なんて極小なんだけど。えっ、木を見て森を見ず?そうかもしれません。
琵琶湖沿いをまったり歩いて最初に辿り着いたのはOh! Me 大津テラス。2階のTSUTAYAに成瀬あかりグッズがあるらしい。行ってみるとしっかりと宮島未奈さんのコーナーが!成瀬あかりシリーズ各巻のスタンドに先生のサインが!サイン会が何度も行われていることが分かる。成瀬あかりにもっと早く出会っていたら!!!!コーナーには勿論平安部や婚活マエストロもあった。そして成駆のサイン本が売られているではないか!やったぜ。フレンドマートのエプロン姿の成瀬缶バッチ、島崎のクリアポーチと共に購入。もちろん写真も大量に撮影。ありがたやありがたや。タイミングの遅い読者にもこのようなコーナーを維持してくれてありがとう。
TSUTAYAで買い物を終えたら1階の「お客様の声」を模した「読者様の声」を見に行く。エプロン姿の成瀬等身大パネルに宮島先生のサイン入り。直近のメッセージも大量にあって、成瀬あかりファンが連日訪れていることが分かる。おれも先生へ感謝のメッセージ書いた!!!
というわけでまず最初の目標であるOh! Me 大津テラス終わり。次はときめき坂へ向かう。
そんな話をしているうちに、ときめき坂の終点となる交差点へたどり着いた。馬場公園の柵のそばに、膳所駅前にあったのと同じときめき坂の地名碑が立っている。
「ここがときめき坂の終点だ」
馬場公園では子どもたちが歓声を上げて駆け回っていた。
宮島未奈. 成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫) (「成瀬」シリーズ) (p. 205). (Function). Kindle Edition.
終点側から膳所駅に向かうので、まずは馬場公園で写真を撮る。正式には馬場児童公園という名前のようだ。中央に半球状の青い遊具。挿絵に載っていたこの遊具はコンクリむき出しだったが、「成駆」では改装されている。
ときめき坂を下っていくと、改装された馬場公園が現れた。外柵に沿う形でベンチがつくられ、地面のタイルは張り替えられている。
「え、めっちゃきれいになってる」
思わず独り言が出た。ただの灰色だった山型のすべり台は青くペイントされ、雰囲気が変わっている。トンネル状の遊具は撤去されてしまったが、成瀬と漫才を練習していた石のステージは残っていた。
宮島未奈. 成瀬は都を駆け抜ける
水中をイメージしたのだろうか、様々な生き物が描かれている。クジラやイカ、タコ、クラゲ、エイ…海洋生物ばっかりじゃねーか!琵琶湖の生き物であれと思うのは大人の不自由な発想であると思う。ブランコの方には子供連れの親子が。そちらの方にあるブランコに乗ったりしたかったけど、地元の人々の日常を脅かしてはならない。コンテンツに失礼のない品性のあるオタクであれ。おれはクールに馬場公園を去った。
「そこを曲がったところにある『よりみちぱん』の塩パンがおいしいですよ」
島崎が言う。大津市は全国の都道府県庁所在地と政令指定都市の中で、家計におけるパンの購入額が一位である。しかし成瀬はご飯派なので、パンはあまり食べないらしい。
ときめき坂が終わりに差し掛かり、平坦になったところに美容プラージュがある。
「大貫に教えてもらったが、予約なしで散髪できるので便利だ」
宮島未奈. 成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫) (「成瀬」シリーズ) (p. 204). (Function). Kindle Edition.
というわけでときめき坂を更に行く。プラージュで髪を切ったりはしないので、馬場公園を出てすぐのファミリーマートへ。レジ前に成瀬あかりコーナーを発見。ここにも先生のサインが。写真を撮り、飲み物を買って店を出る。店の外にも宣伝のポスターがあった。自分の他にもそんな店の広告すら撮影している人がいて、まだまだ成瀬あかりパワー健在である。
さらに進んで次はよりみちぱんだ。ときめき坂を少し曲がったところにあるまさに「寄り道」な位置にある可愛いパン屋さん。お客さんの出入りが多く、地元の人なのか観光客なのかは判別がつかないが、とにかく人気の場所であるようだ。朝ごはんを食べていないので塩パンの他、いくつか購入して店をあとにする。
引き続き駅に向かって行くと現れる成瀬の看板。「ここが、私のパトロールしているときめき商店街だ」びわ湖大津観光大使の衣装を纏った堂々たる成瀬あかりの大きなイラスト。素晴らしい。グーグルマップにも載っている。そのグーグルマップ、24年11月時点のストリートビューだと、両隣の看板が空き枠となっているのだが、現在はしっかり埋まっていた。
ミシガンとシエリアシティ大津におの浜。いずれも成瀬あかりの物語に登場する舞台だ。「この先の、分譲マンションがシエリアシティ大津におの浜だ」「今日は、絶好のクルーズ日和だ。レッツゴーミシガン!」口調もワードもしっかり寄せて成瀬あかり人気にあやかる。M-1チャンピオンたくろうの漫才に出てきた企業がこぞってたくろうにCM案件を投げるが如く。人気者にはあやかろう。人気者の方から触れてきたのだから、その手はしっかりと握るべきなのだ。
膳所駅にたどり着くとマンホールの蓋になっている成瀬が見られる。ちょうど昼時で太陽が高く、影の入らない成瀬が撮れた。有識者はこのマンホールの蓋と影の角度で時間を知ることが出来るという。蓋の設置は26年1月。当然外に設置されているので多少の汚れがあるものの、これだけ綺麗なのは定期的に清掃されているからだろうか。ありがとう大津市。
VIDEO www.youtube.com
さらにJR膳所駅に行くとWelcome看板なるものが。デカい。そしておれの大好きな島崎もいる。ありがとう。
「世界から膳所へ!」と物語中の「膳所から世界へ」を逆にして、世界から膳所にやってきた人々を迎えるというわけだ。成瀬シリーズって翻訳あるのかな…と調べたら中国語と韓国語に翻訳されているようだ。日本人以外の感覚では成瀬あかりがどのように受け止められているのか。アジア圏以外ではどうだろうか。世界に届け成瀬あかり。写真撮影を終えたらJRを出て京阪膳所駅へ。次の目的地はびわ湖浜大津駅。向かい側に「響け!ユーフォニアム」のラッピング電車が到着。成瀬もラッピング電車やってたし、京阪電車さんはこの手の企画に積極的のようだ。同時にこちらの電車も到着して乗り込む。
びわ湖浜大津駅を降りて大津港!さぁミシガンクルーズだ。レッツゴーミシガン。予約も出来るのだけど、手前の予定がどうなるか読めなかったので当日券にて。13時発の90分間クルーズ。無事当日券を手に入れて、出発の時間までそこらをウロウロ。当然のように成瀬あかりの展示があって宮島先生のサインもあったので写真に収める。大津市は成瀬あかりを市長にでもした方がいいんじゃないだろうか。いや成瀬あかりスポットを巡っているので当然行く先々に成瀬あかりがいるのは当然なのだ。当然か?
そして出航するミシガン。そこからのクルーズは本当に良かった。ナメてた。湖を遊覧するだけじゃんって。それがこんなに素晴らしいとは。程よく暖かい天気に、気持ちの良い風。一方に広がる湖面、一方には市街地と比叡山と景色も良い。穏やかに景色を眺める贅沢な時間。これはいいぞ。景色の良さで心が穏やかになるのは大人になって良かったことだ。子供の自分は活動的なこと、刺激の強い体験が好きだった。遊覧船なんて穏やかイベントは退屈と感じたことだろう。3階で琵琶湖案内を聞いたあとは、この穏やかさが心地よくて、ショー観覧はせずに4階のスカイデッキで静かな時間を過ごした。
ミシガンを降りたら昼ごはんを食べに行く。結構歩いたのでよりみちぱんは消化した。勿論食べに行くのは湖の駅 浜大津 フードコート おいしやの近江牛コロッケ定食だ。
「わたしのおすすめは近江牛コロッケ定食だ」
近江牛コロッケ定食という響きだけでご飯一杯はいけそうだ。出てきたのはご飯、漬け物、味噌汁、コロッケ、だし巻き玉子、きんぴらごぼうという百点満点の内容だった。
「中橋も食べていけばよかったのに、気の毒だったな」
俺も結希人を帰らせたことが申し訳なくなるぐらい、近江牛コロッケがうまかった。サクサクの衣に、ほくほくの中身が最高にマッチしている。さっきは腹が減って余計にイライラしていたのだ。あいつもそのへんでうまいものを食べていたらいいなと思う。
結果、俺はご飯を大盛り四杯、成瀬さんは二杯たいらげて店を出た。
宮島未奈. 成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫) (「成瀬」シリーズ) (p. 157). (Function). Kindle Edition.
時間が15時近かったので客が誰もいない。ひとり黙々とコロッケ定食を食べた。あとからもう一人だけ入ってきた男性も同じくコロッケ定食を注文していた。きっと成瀬の民だ。フードコートって言うから複数店舗があって、でもテーブルとかは共有で…っていう形式を想像してたんだけど、1店舗しかないフードコートだっていいじゃないか。
フードコート(Food Court)は、隣接する多様な飲食店のブース及びセルフサービス形式の食事のための屋台共有スペースを提供する屋内型広場である。フードコートは1980年代にアメリカ合衆国内で、ショッピングモール及び空港内に普及した。英語で「コート」とは柵で囲んだ四角い庭を指す。
wikipedia:フードコート
ご飯を食べ終わって16時前。本当はここで成瀬ツアーを終えて、京都のPOPIYAにいってぽんぽこさんのソフビを手に入れる計画があったのだが、売り切れとの情報だったので断念。予定してなかったけど引き続き成瀬ツアーで近江神宮に行くか…!と思ったものの、お守りの授与所の受付が16時半とのことでこれも断念。結局お土産を手に入れることにして一旦クルマまで戻ることに。駅近くの駐車場までふらふら歩いていたら商店街の中の本屋の店先に宮島先生のサインが。おいおい!油断できないな!
taneya.jp
お土産を買いにLAGO大津へ。なんかオシャレな施設だなと思ってチェックしていたのだけど、よくよく確認してみたら「たねや」という菓子屋の店舗のようだ。なるほどなるほど、福島の三万石のような存在なのかな。そのときはただのお土産を買う店だったけど、帰ってきて「成駆」をパラパラめくっていたら、吉嶺さんが島崎にたねやのお菓子を食べさせてた。
吉嶺さんは、近くに住む弁護士でときめき夏祭りの実行委員長を務めている。年齢不詳の童顔は相変わらずで、グレーのカーディガンを羽織っていると男子高校生みたいだ。
「はい。近くに来たからちょっと寄ってみたんです」
「そうなんだ!たねやのお菓子をもらったのがあるからさ。よかったら食べて行ってよ」
宮島未奈. 成瀬は都を駆け抜ける
手塚ゾーンかよ。なんでもかんでも成瀬につながる。
カフェが併設してあって、コーヒーを注文して水辺を眺めながら一息つく。コーヒーはしっかりビター。お菓子と一緒に食べるとちょうど良さそう。自分で食べる用のちょっとしたお菓子と、友達用のお土産を買って宿に向かうことにした。
昨日のカプセルホテルからの今日は古い町家を改修したという宿。とんでもなく雰囲気が良くて最高だった。もちろん写真を撮る。ずっと写真撮ってる。整理が大変…かどうかは分からない。撮ること自体が楽しいので。JPG+DNGにしてるけど現像作業なんてやるわけないだろ!重たいデータをこの世界に生み出してストレージを無駄に消費するんだ。価値?生産性?効率?うるさい!今、おれの心が動いていることが最も価値のあることなんだよ!!!
宿に荷物を下ろしたら、琵琶湖疏水を見に行く。宿から近かった。だいぶ暗くなってきているが、またそれも良し。ちなみに琵琶湖疏水船に乗ると言う成瀬あかりツアーもあるのだが、かなり人気のアクティビティらしく、直前では予約が取れなかった。またいつかチャレンジしたい。
暗闇で楽しげに写真を撮るおれは大変に怪しい存在であっただろう。琵琶湖疏水で散々写真を撮った後、晩御飯を求めて、大津の街中をさらに歩く。暗くなって雰囲気がずっと増した様子も良く写真撮影が捗る。夜の撮影って楽しいかもしれない。
ところで、肝心の晩御飯なのだが、店がほとんど空いてなくてかなり苦戦した。17時位で閉まるお店が多く、深夜まで人間が動いている都会との差を感じた。居酒屋やスナックは空いているようなのだが、なんとなく1人で入りづらい。1人で入りづらい、と避け続けていたのだが、先日おれは入りにくいカレー屋にも突入したじゃないか、誰がお前のことを気にする?馬鹿にする?それが効くメンタルか?そうだ無敵だ、旅の恥はかき捨て、と心を幾重にも武装して、最終的に近江牛が食べれる店に入った。当然のように、店内は2人以上のグループが楽しく食事中。隣のテーブルは同僚なのか二人組の女性が座っており、一人現れたおかしな人間を恐れたことだろう。ははは、すまないね。
しかし一人居酒屋って注文の量が難しいよな。近江牛の三種盛りとか頼んだけど、本来2人以上で少しずつ食べるやつよこれ。肉メニュー3つと、お酒を2杯注文して、お腹いっぱい。良い夕食でしたが、食事は2人以上いた方が色んな種類が食べれていい。それはそう。宿に戻って2日目終了。