友人と一緒に観ようと言うことになってMOVIX宇都宮にて鑑賞。後ろ半分はほぼ埋まっていた。
- 作者: 谷川流,いとうのいぢ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/07/01
- メディア: ペーパーバック
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涼宮ハルヒシリーズはテレビシリーズのみ。原作は特に読んでいない。なので消失のストーリーも全然知らなかったので、そういう意味ではとても先の読めない展開が楽しめた。
テレビシリーズとは違うやや重めな雰囲気、そして劇場版に相応しい非常に厚みのあるお話でとても良かった。予告編から使われているエリック・サティのジムノペディが印象的に使われていて、ここ!というシーンをグッと盛り上げる。クリント・イーストウッドの映画なんかを観るとそう感じるのだけど、よい音楽が数曲かあれば、劇中で何度使い回しても構わない。むしろ作品全体の雰囲気を作る上では非常に効果的だ。
テレビシリーズでは気に入ったキャラクターを眺めているようないわゆるキャラ萌え的な要素もあるハルヒだけど、本作はがっつりキョン視点で感情移入せざるを得ない。なんせ自分たちの知るSOS団の日常を知っているのはキョンだけなのである。SOS団の面々はキョンと知り合ってもいないし、しかも長門は性格まで激変している。不安だ!非常に不安定だ!そんな不安感をキョンと共に戦いつつ、元の世界との繋がりが見えたこと、違う学校のハルヒを見つけたこと、ハルヒの笑顔、そして緊急脱出プログラム…!キョンの感情に面白いようにシンクロする。
やっぱりハルヒは面白いなぁ…キャラクターも良いし、話の仕掛けが面白いし言うことないだろ。BD出たら欲しい。