- 作者: 村上隆
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/06/01
- メディア: 単行本
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下品なキャラクターのフィギュアを作って狂ったような金額がついちゃったりする村上隆。芸術のことも村上隆のこともさっぱり意味が分からなくて、気持ち悪さすら感じていたのだけど、先日ニコ生で村上隆の話を聞いてなんて話のうまい人なんだ、と思った。今、世界における芸術のルールがどうなっているのか、どうして高額で作品が取引されるのか、その中での村上隆のなど。話が上手いのは、ルールや仕組みを熟知しているからだろう。人に解説出来るレベルで熟知している。
そんなわけで村上隆に興味がわいて「芸術起業論」を読む。基本的にはニコ生と同じような事を言ってるけど、本書の方が細かく整理されているかな?
色々刺激されたり…したけれども、やっぱり自分には必死さが足りないなぁと読了後にやや凹み。余計な趣味に使ってる金と時間があったらもっと作品に向き合え!となんだか自分に言われているような…現状に慣れて仕事を上手に(効率的に)「こなす」ことが出来るようになって、その事を認められて…。あーでもそれって自分がやりたいことじゃないよね。その先に行くための今なのに満足しすぎじゃね?いかん、いけない…。
「表現の世界に運命を賭けたんでしょう?」
重くて痛いパンチ!