結婚で得られる価値について

 とある方の結婚式の二次会に呼ばれて行ってきた。仕事の付き合いの人なんだけど、そういうお祝いのイベントに声を掛けて貰えるというのはそれだけでどこか嬉しい。単なる会費合わせの人数稼ぎかもしれない、などと捻くれた考えをしてはならない、俺。式自体はとてもいい雰囲気で、諸々豪華なゲストが現れたりして、新郎が自作の歌を奥さんに送ったりして素敵演出だなぁと素直に思う。

 結婚の価値って何だろうなぁ、などと童貞と非コミュを悪くこじらせた事をいつも考えているんだけど、「人生を預ける価値があると評価を受けた」という証明を得ることは、結婚の価値たるものかもしれない。この評価は人間性を測る上で、信頼性のある指標だ。人生を預ける価値がある、と誰かに思わせた。評価指標としてはもしかして最高の部類かも。

 夫婦生活は始めてみるとそんなに良いことばかりじゃない。最近は結婚をしない人も増えてきている。でもやっぱり自分はそういう評価を受けてみたいなぁと思ったりするので結婚はしてみたい。評価を受けたいというか、そういう評価をして貰えるような人間になりたい。

 そんなことを新郎を観て思った!

 が、なんか損得で結婚を考えてる自分は嫌な奴だとも思う。対外的な意味じゃんそれ。二人の間の満足とか幸福とか、それだけで十分じゃないのか。