ザ・シークレット・サービス

 若い頃の西部劇でない近年のクリント・イーストウッドは、「若者から煙たがられている老害」というポジションを演じることが多いように思う。実際は若者以上にエネルギッシュなジジイだったりして、見ているとむしろ力が湧くような役なのだが。クリント・イーストウッドの若者に対する挑戦なのか、老いという自分自身との戦いなのか。今年、82歳になるそうだ。