Advanced W-ZERO3[es]のガッカリ感はDoCoMo2.0に似ている

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WILLCOM|x-w.jp
 遂に公開になった新型x-w、Advanced W-ZERO3[es]。しかし何だろうなー、このガッカリ感。デザインや機能の詳細を徹底的に隠してユーザーの期待を煽って、あんなもんかぁ…と言うのが正直な感想。小さくなったとか薄くなったとか、宝石のようだとか…かなり期待してたのけど、結局出てきたモノは「W-ZERO3[es]の少し小さい版」、とそれ以上でもそれ以下でも無く。相変わらずデカくて、珍しさはあるものの購買意欲とは別のシロモノだった。
 そりゃ正常進化といえばその通りだし、現実味のない妄想の期待から外れていたという全く持って身勝手な不満なのだけれど、これってDoCoMo2.0に通じるガッカリ感だと思う(ドコモは良く調べりゃネットに全部情報はあったけど)。ティザー広告といういわゆるじらし効果で反撃を仕掛けたDoCoMoだったが、結局の所大して代わり映えのしないラインナップで、キャッチーだったのは起用したタレントだけ。そんなことだから大前研一氏に「私がドコモの社長なら、今回の広告を作った人を解雇する」なんて言われてしまうんだ。まぁこのコメントは後出しジャンケンな風があるので必ずしも肯定出来ないけど。
 これら二つの事例は、「大したコンテンツも持っていないのに、イメージ先行で煽りすぎると強烈なリバウンドを喰らう」という教訓だと思う。相応のコンテンツさえ持っていれば、高めた期待をそのままポジティブな購買意欲になる。これはかなりのバクチ。

 さてAdvanced W-ZERO3[es]のガッカリ感は個人的な印象に過ぎないわけだけど、今後どうなっていくのか。