Max Roach Plus Four

マックス・ローチと言えば、今年の8月に亡くなった偉大なドラマーだ。どちらかと言えばジャズミュージシャンは短命なイメージがあるので、マックス・ローチの生きた83年というのはとても長く感じられる。しかも最近まで生きていたなんて…。

 1956年6月にクリフォード・ブラウンを失ってからの、最初のマックス・ローチリーダー作品。事故から3ヶ月の後に、新たなメンバーを迎えたこのアルバムは、過去との決別を高らかに宣言するかのような、熱の入った演奏。特にテナーのソニー・ロリンズはさすがに良い。トランペットのケニー・ドーハムも悪くないけれど、どうしてもクリフォード・ブラウンと比べてしまうね…。