続・氷点(上)

続 氷点 (上) (角川文庫 (5072))

続 氷点 (上) (角川文庫 (5072))

 氷点を読了した勢いで買ったままになっていた「続・氷点」にやっとこ手をつける。私がこの三浦綾子という作家が好きで、必ず次に読む本を選ぶときに候補に挙がる。彼女の本は、とにかく焦る気持ちを落ち着けて、真剣に生きることを考えさせる。なんだか「真剣に生きる」なんていう言葉を選ぶと、なんだか陳腐な印象なのだが、善とも悪とも言いようのない登場人物らの葛藤を読むと、どうしようもなくそんな気持ちになってくる。それは三浦綾子という人間性、特に彼女がクリスチャンだったことに起因するのだろう。作中にも聖書が多く引用されている。

 これから下巻を読み始めます。