大雪…?なんだこの程度か

 雪に対する認識って、北海道&東北地方と、それ以外の地域の人間では大きな隔たりがあるように思うのだがどうだろう。東北出身の当方としては、雪が降るとゲンナリする。深く雪が積もって行くと、まず外に出るのが億劫になる。いつも目の前にチラチラ邪魔で仕方ないし、どんどん肩とか頭の上に雪が積もるし。もっさもっさと歩きづらい事この上ないし、雪かきが済むまで歩道が死んでいるので、危険な車道を歩くハメになる。これはドライバーにとっても迷惑この上ない。
 雪だるまだーなんてほのぼのやってる暇はない。鉄スコップで破壊しなければならないほどガチガチに凍ってしまう前に、片付けなくてはならない。放っておいて溶けていくことなど無いからだ。テキパキと隅に寄せて一息つくと、ついさっき露出していた黒いアスファルトがもう白い。全くもう…。恋人達がキレイだねなどとロマンチックな気分に浸る余裕も無いのだ。そうやって絶望は空から舞い降りる。

…なんて言っても嫌いじゃないんだけどね、雪。

 ちなみに、中途半端な都会の雪は嫌いです。水気をたっぷり含んでべちゃべちゃなので、衣服に触れるとぐっしょり濡れる。車道が水浸しになって、車が通る度に歩行者が泥水を被る危険性がある。それからとにかく交通機関が雪に対して貧弱すぎる。