- 作者: 川辺秀美
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2009/01/07
- メディア: 新書
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図書館から借りてきて読了。本書中に「本は図書館で借りて読んだら絶対ダメ、タダの情報は所詮タダでしかない。」みたいなことが書いてあって失笑。すみませんねぇ。確かにキチンとお金を払って得た情報ってのは本に限らず何でも血肉になっているような気がする。それだけ積極的に情報に向かう姿勢になるよね、元を取ろうとして。
でもその姿勢って言うのは、結局なんらかの元を取ろうとする意欲、それはもしかしたらアウトプットしようする姿勢なのかもしれない。それさえあれば図書館の本だって別に構わない気がする。たかが本を読むのに、アレはダメこれはダメって話は無い。そう思わせてくれたのもこの本。
本書で紹介されている「読む技術」は、ややビジネス書向けの技術なのかなという印象もあるものの、とにかく本に向かう気持ちを軽くしてくれる、読むと言うことのハードルを下げてくれるという意味でとても良かった。精読する必要は必ずしも無く、多読によって多くのパターンを経験して血肉化する価値を本書では推している。
そして自分の軸を多く作ること。関心事、興味の軸を多く持つことで、世界の多様性を得ることになり、多少軸が折れても代替出来る軸がある。読書に限らない話。
1日30分本を読む事を習慣づけよう(数年前からずっとそう思っている…)。
個人的なメモ
本を選ぶためのtips:目次の最終章に注目
結論にあたる章をパラッと読むのが妥当。
エンディングをどう飾るかは、作家の力量が一番問われるところでもあり、最終章が素晴らしいという本には滅多に出会えないものです。