銃・病原菌・鉄(上)

 あらゆるところでオススメされてる本書。教養が欲しい。昔は全くそんなこと思わなかったのに、不思議とそういう気持ちがめきめき強くなってきた。なんでだろう。学生の頃はもっと実用的な技術だとか知識を求めていたように思う。流行りの技術を学んでモノを作ってみたり、ノウハウ本を読んで付け焼き刃な改善をしてみたり。それらはそれらで、今に十分影響あることだし、役に立ってるし、無駄なことは一つもない。ただ、今はそれとは別に、歴史とか思想とか、芸術とか…そいうのが欲しいのだ。欲しい理由は良くわからない。欲しいというか、単に面白いから追いかけてる感じ。特に歴史が面白い。歴史ってのはものすごい物語だ。国の興亡なんかは特にダイナミックなイベントだし、何故かそういうイベントは長い歴史の中で似たような経緯を経て繰り返される。歴史に学ぶとはそういうことだ。いや、逆か。結局人間は歴史に学べないんだ!だって同じこと繰り返すんだもん!その時代では最善と思われた事を積み重ねていたに違いない。しかしその時代を生きている人々には問題が全然見えていない。