神様のピンチヒッター:断念

 矢作俊彦の「マイク・ハマーへの伝言」でハードボイルド面白い!と思って手に入れた本書。んーなんだけど…あんまり本書はハマらないかったので途中で断念。物語を格好良く作っていきたいというよりも、細々としたパーツを描くのに終始しているだけで、人間の内面を高めていない気がする。登場人物の少なさが原因だろうか?前作は何人も仲間がいて、その関係の中で「ハードボイルド」が展開されていた。だから人間の数だけ感情があり、必然的に物語が豊かになっていた。単純に人を増やせば物語が深くなる訳じゃないけどさ。それは著者の腕だと思う。
 でもちょっとこの作品はなぁ…断念。