恐るべき子供たち:ジャン・コクトー

怖るべき子供たち (角川文庫 (コ2-1))

怖るべき子供たち (角川文庫 (コ2-1))

 全体として現実感の薄い描写が続く。夢のようなふわふわした感覚を味わいながら読む。ラストシーンの急転直下は何となく予想があったけどそうきたか…という後味の苦さ。