アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅

D
 あんまり話としては大したことしてない気がするが、そのへんはこの手のティム・バートン映画なので仕方ないことか。視覚効果の美しさ、ファンタジーのデザインなんかは素晴らしい発想だと思う。

 字幕で観ると平田広明さんの声で喋らないジョニー・デップは、ジョニー・デップの雰囲気がしなくて不思議である。「アーノルド・シュワルツェネッガー玄田哲章」くらい同一人物感あるな。それに白塗りなので、顔にもジョニー・デップ感が無い。しかしアン・ハサウェイ演じる白の女王は抜群に可愛かった。美しさもあるけど、所作がいわゆるお姫様然としていて良いのだろう。そういえば最近のファンタジーにはここまでコテコテなお姫様キャラは失われている気がする。