本が好き!より再び頂きました。枠が一つ余っていたので何か良い本無いかな…と思って在庫本探していたら「イマどきな人たち研究」という特集が目に止まって申し込む。…でもこれもう既に第603号が発売になってるな…。これいいんだろうか…。
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2007/03/07
- メディア: 雑誌
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さて「イマどきな人たち研究」と題して現代に生きる人たちを10のタイプに分類して紹介している。個人的な印象として、もっと簡単に分類するなら上昇志向、淡泊、マイペースの3種。ちなみに上昇志向はその後実現する人もいれば、出来ずに夢に終わる人もいる。結構この分類には納得出来るところもある。特に「淡泊」は自分の感じている最も現代的な特徴で、自分に通じるところもあってドキっとさせられる。
気になったタイプをちょっと紹介してみたい。まず10のタイプのひとつ、「ネオアキバ」は割と自分に近い物を持ってたりして。
分からないことがあればまずググる、かウィキる。もう、2ちゃんねるに書き込みはしないけど、速報ヘッドラインや携帯機種板をチェックすることはある。
うはwww最初の1文まる当たりww
ま、と言ってもこの特徴は「ネオ」なんてもんじゃなくてちょっとしたネットユーザーなら誰でもそうだけど。
トリビア知識の収集癖は、女子に賞賛される反面、気持ち悪がられることも多々。
ここが重要か。ってこれも「ネオ」とするには若干疑問だけど。いや、女子と会話してる次点で「ネオ」的か!あとはGAP、ユニクロで全身固めてる点かな?脱オタ→ネオアキバ?
生粋のインドア派だが、グーグルアースを使って時々、世界の空を浮遊して旅行する。
これはワラタw
次に「ネオ高等遊民」。高等遊民(wikipedia:高等遊民)とはまた古い分類。モデルとなっているのは25歳大学自主留年中の男性で、
働いたことなど無いのに"夢は40代でベンチャーの幹部"
上の世代から見たら、尋常でないほどの根拠のない自信に満ちている。
あぁ…あれね、「他人を見下す若者たち」みたいな奴か(読んでないけど)。何でもそこそこ出来るが故に、自信ばかり過剰になってしまい、しかし行動は伴ってない、という奴かな。
淡泊・草食系なのに思考はアツい、ハイブリッド
とサブタイトルがあり、「これはアレか、ネット弁慶の事か」と思った。
価値観の多様化が叫ばれている中で、このように型にはめて「イマどきな人」を作り出す行為はあんまり好きでは無いのだけれど、少なからず当たっている点や参考になる点もあり、知識として頭の中に入れておいて損の無いものだと思った。また、
若者を安くコキ使おうという上の世代に対抗して、生き抜くには"教養"しかない
という自分の信念を裏付ける言葉を得られたので十分な収穫である。
ダカーポ 2007年 3/21号
- 著:ダカーポ編集部
- 出版社:マガジンハウス
- 定価:320円
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