転職の隙に行く!エジプト旅行6日間~3日目:ルクソール観光編

 3日目の早朝。4時半頃に目が覚める。まだ暗い。日本で生活していたら間違いなくこんな時間に起きる事はないのだが、出発の7時までに飯を済ませておけというガイドからのご命令により二度寝を避けてぼんやり起きてシャワーを浴びる。で、シャワーが非常に苦労した。最初これは温いなーと思って温度を上げていくのだが、なかなか熱くならない。徐々に温度が上がっていってこれで丁度良い…と思っていると適温を通り過ぎて熱湯になる。あちあちあ!温度が安定しないのだ。この温度!と行ってサーモスタットを決めても、その付近で温度がフラフラする。結果ぬるっあつっの連続だ。そんなワガママなシャワーと戦いつつもひとまずサッパリ。シャワーからあがって部屋に戻ると遠くからまたお祈りの歌が聞こえる。外も明るくなってきた。この夜明けの雰囲気は良いなぁ…まさしく別世界。早くもテンションが上がってきた。さぁ飯を食べに行こう。前日ガイドと別れるときに伝えられていたレストランの名前はすっかり忘れていたけど、朝食をやってるレストランは1カ所しか無かったので迷うことなく到着。バイキング形式のレストラン。ちなみにエジプトのホテル飯は全てバイキング形式だった。きっと汗をかくであろうことは間違いないのでしっかりと水分を取り、そういえば食べなかった昨日の晩飯分もしっかり食べる。エジプト料理が食べられるものと思ってたけど、あまりそういった地元色の強そうなメニューは特に無かった。トマトを焼いたのが特に美味しかったかな。トマトの上にチーズを載せて焼いてある料理。じゅわっと甘さが溢れてきて美味い。あとで知ったけれどエジプト料理はトマトを多用するらしい。さて朝食なんてまともに食べたのは数ヶ月ぶりだ。普段は朝飯食べないから。
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ぶらりとホテルの中を歩きながら時間を潰す。「INTERNET CAFE」という看板を目聡く見つけて利用してみるものの、当然日本語環境など用意されている訳が無い。表示はアラビア文字で、キーボードもアラビア文字。アルファベットは使えるのでひとまずtwitterにログインしてみたけど、なんかjavascriptの処理がやたらめったらに遅い。とりあえず簡単にpostして生存報告っと。そういえば食堂から気球が見えたなぁと思って表へ出てみる。「taxi?taxi?コニチワー?」…部屋に戻るか。部屋からでも観れる。
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ナイル川の対岸では気球が幾つも上がっていた。ルクソールの気球ツアーは結構有名なツアーらしい。上から王家の谷の辺りを飛ぶ。気球に乗るってだけでも楽しそうだが、景色もまた凄いだろうなぁ…でもちょっと料金は高め。観光地料金。ちなみにツアーの中に含まれていないので今回乗る事は無い。とりあえず写真だけ撮っておく。さて時間だ。7時半にロビー集合、と言っていたガイドのモナが一番遅くやや遅刻気味に到着してチェックアウト。時間厳守なのは日本人の気質なんだろうか。ともかくホテルから観光タクシーに乗って出発。まずは王家の谷である。ちなみに今日のプランは王家の谷を見て回った後、ハトシェプスト女王葬祭殿、王妃の谷、メムノンの巨像、と回り午前の部が終わってホテルで昼食。その後カルナック神殿ルクソール神殿へ行く。行ってみて分かったが結構なハードスケジュールだ。午前と午後のスケジュールはナイル川の西側と東側とに別れている。このナイル川を渡るのがやや面倒。昔は船で渡っていたそうなのだが、テロの影響もあり今はクルマで移動するらしい。船ならさっくり渡れるのだとか…船が良かったな。西側に渡ると雰囲気が大分違う。ホテルのある東側の賑やかな雰囲気とは違い、畑が一面に広がっている。川沿いに住宅が連なり、クルマの窓越しにその様子を観ながら移動。その住宅の多くに見られるのが最上階部分が作りかけの家が多い事。柱だけは下の階から繋がっているのだけど、壁や屋根が無く柱のてっぺんからは鉄骨らしきものべろーんと突き出ている。この構造は家族が増えたときの為に作りかけなんだとか。そこに住む人々が自分の力で自分達の家を造るらしい。あとは節税になる、と検索したら出てきた。こういう雰囲気を見ているだけでも飽きないなぁ…。ちなみにナイル川沿いは畑、緑が本当に多い。エジプトといえば砂漠とか考えていたけど全然そんなことはない。たしかに放っておけば砂漠になってしまうのかもしれないが、灌漑を整えればこの通り緑がキチンと育つ。事実、王家の谷へ向かう道中、家を撮ろうと思ってカメラを向けるも、沿道の木が邪魔すぎてちゃんと撮れなかった。そんなこんなで王家の谷到着である!目の前にガガーンと石灰岩の山が広がる!そうだ!この感じだよ!インディ・ジョーンズっぽくなってきたじゃん!残念ながらここは撮影禁止らしくカメラは置いていく事に。なんの、こちらには出発前に買ったTASCAM DR-2dがあるのだよ!録音録音!この王家の谷でなんと言っても有名なのはツタンカーメンの王墓。イギリスの考古学者ハワード・カーターが発見したお宝ざっくざくのこの墓。しかしツタンカーメンの存命時代はそんなに影響力のある王様では無かったらしい。そのマイナーさが盗掘の危機から守ったのだとか…。さて、受付を通るとモナから軽く説明が。「ツタンカーメンの墓を見るのは別料金」え、そうなんだ。いやここでケチッてツタンカーメン見ないなんてあり得ないし払うよ、別料金。なに100ポンド?1800円?は?王家の墓に入るのに80ポンド(3つの墓限定・ツアー料金に含まれている)払ってるのに更に100ポンド?強欲過ぎじゃね?仕方無いので払う。受付の建物から墓までは電気で動く列車で移動。往復で4ポンド。ちなみにこの頃確か8時半。太陽はすっかり昇って日差しも強い。エジプトっぽくなってきた!…ってここまで何回も思ってるけど。さて早速ツタンカーメンの墓である。正確には「TUT ANKH AMUN」、トゥト・アンク・アメンと言うのが正確らしい。ガイドは中まで入ってこないので、墓の入り口で中の説明をまず聞く。ツタンカーメンのシンボルのフンコロガシの話だとか、12時間を現す12匹のヒヒ。オシリス神はこの後何度も出てくる、死後の世界の神様。ちなみにエジプトの壁画・彫刻では生きている者は左足を前に出す格好で描かれる。反対に死者・もしくは神様は両足揃えて描かれる。などなど色々聞いたけどあんまり覚えていない。とにかく中へ!!16段あるらしい階段を下りると小部屋に到着!その左側にはミイラが…痛みが激しくて外へ持ち出せなかった為ここにあるらしい。右側は一段低くなった部屋。ここに棺が置かれている。中には金色の棺桶が。おお…目がコワイ。壁画も鮮やかでとても3000年も前のものとは思えない。二つの小部屋への入り口は見えたがそこへは入れないようになっていた。うーん…狭いな。狭い、狭い過ぎる。いやツタンカーメンがマイナーな王様であまり大きな王墓が作れなかったとかそういうことじゃなくて。100ポンド?金額の割に…とかはいはい下賎な思考ですね。ものの10分くらいで100ポンドいやツタンカーメン王墓終了。うん、でも観れて良かった。あとは三カ所限定で自由に見て回れる。オススメはラムセス3世とトトメス3世との事なので素直に従う事に。まずはラムセス3世。オススメの所だけあって行列が出来ている。チケットに普通の二穴パンチで一個だけ穴開けて入った数をカウントする。中へ入るとムッとした湿気、臭いも何か違う。これが王墓…!ってよく考えたら違う。これ人の臭いだよ。こんだけゾロゾロと大勢の人が出たり入ったりしてるもんだから凄い事になってるんだ。この湿気は特に壁画とかに悪影響だろうなぁ…一応触られたりしないようにガラスの壁が立てられている。途中脇道があって別料金を払うとその先まで行けるようだ。ただこの料金はその場の係の人間と完全交渉らしく、この先は別料金だとかいくらだとか、そのような案内は一切無い。汚い観光ビジネスだ!一番奥まで行くと棺の部屋になった。このラムセス3世の王墓は先程のツタンカーメンと違いかなり奥行きがあった。同行人が「お前は日本人か?」と声を掛けられて棺の中をライトで照らして見せられた。ついでに自分も覗く。ホラ、棺の蓋の裏にも絵が描かれているんだよ、と。へー凄いね-。でもこれこの後チップ寄越せって事でしょ。まぁ良いけどね1ドルどうぞ。偉いねぇ…そんなことやらんよ私、と同行人は言っていたがまぁ仕方無いでしょう。一応言われなきゃ気がつかないモノを見せてくれた訳だし。でもあの人あんなことやってちまちまチップ稼いでるんだろうか。どういった契約であそこにいる人なんだろ。公務員なのかな。それとも個人的にあそこで商売してんのかな…。で、次はトトメス3世の墓へ。コイツが結構王家の谷の中でも奥の方にある。奥の方にある上に、階段を上らないと到達できない。なんであんな高いところに入り口が…ってとこにあったりする。もう日差しもかなり強く、ジリジリと背中に照りつける。しかしここまで来て暑いも何も無い。文句を言いつつ行列に並ぶ。トトメス3世の王墓も結構深い。そして何より凄いのが湿気、それと酸素不足…!物凄く息苦しい。一応換気をしているようなのだけど、全然追いつかない。苦しい。これは死ねる。王墓どころじゃなくて自分の墓にもなりそうだ。あの墓の中にいたスタッフらしき人は一日中あそこにいるんだろうか。一日中じゃないにしろ、そこそこ長時間になるはずだ。ご苦労様です…。そんな状況でトトメス3世の方に関してはそんな息苦しい記憶しかない。もちろん壁画などは美しい彩りであったことは確かなのだが…。さて命がけで王墓から脱出すると、既に集合時間に近くなっていた。あと一つ王墓に入れるのだが、とりあえず日本人的勤勉さで時間は守る。で、行列が凄くて二つしか入れなかったー、と言うとじゃ待ち時間の短いラムセス7世(だったような)の王墓行きましょうということに。入り口に一番近い王墓だ。確かに行列もなく、入り口で「私は二つしか見てないのにチケットに3つ穴が空いてる!オカシイ!プンスカ!」と揉めてる日本人がいただけでスンナリ中へ。こちらはあまり奥の深くない王墓でサクッと見ることが出来た。入り口ではB5サイズくらいの段ボールを配っていた。なるほど団扇か。でもこれ受け取るってことはチップが発生するはずなのでNoThankYouな方向で。同行人は受け取って後でしぶしぶチップ払ってた。さてそんなこんなで王家の谷はお終いである。どの観光地でもだいたいそんな構造なんだけど、帰るときに必ずお土産屋ロードを通過することになる。ちなみに売っているモノはどこも同じだ。偽パピルス、ピラミッドの置物、エジプトの神様の置物(こけしみたいなの)、Tシャツ、そんなところだ。あと施設内では日本だったら無料で貰えるような施設内地図のようなやつ。もちろん「ワンダラー」で売ってる。「ワンダラ、ワンダラ」という不思議な呪文で迫ってくる。面白かったのは「テンミリオンダラー」と言ってた人だ。スルーしたものの、同行人と顔を見合わせて「ミリオンだと…」と聞き間違いでないことを確かめ合ってしまった。ミリオン、つまり100万だから10ミリオンで1千万ドル。そうするとだいたい1ドル100円換算で10億円ですよ!!はぁ…どんな古代の珍品をうっかり売ってたんだろう。ていうか売れるんだろうか。そんな一攫千金を夢見て今もあのひとは10億円だと言い続けているんだろうか。気になる。さて王家の谷を離れる。
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次はハトシェプスト女王葬祭殿だ。「ハトシェプスト」が何度聞いても覚えられない。絶壁の山を背に堂々たる構えのハトシェプスト女王葬祭殿。ザ・遺跡である。チケットを買って受付を通ると葬祭殿の手前まで列車で移動。これも王家の谷と同じく電気列車かな?モナはすぐ隣に座ったエジプト人であろう方といきなりお喋りを始めた。そういうもんなんだろうか…きっとジャップの相手は疲れる、高額チップだけがやつらの取り柄だとか言ってるに違いない。ハトシェプスト女王の名を冠するこの遺跡だが、壁画の中に彼女の姿はひとつも無い。彼女を憎むトトメス3世が、彼女の没後に全て破壊するように命じたのだという。権力争いだとか家庭内不和とか…モナの話を聞くと人間ていうのは進歩しない動物なんだなぁと思う。人間関係で争いが起こるのは今も昔も変わらない。結局人は人の上に立ちたい、その醜い欲求こそ社会を動かしているのかもしれない。いくつかマヌケな写真を撮ってここもお終い、休憩所で買った1リットルの水が6ポンドだった(後の話のフラグです)。次は王妃の谷。ここの印象は殆ど無い。写真撮影も出来なかったので記録も無い。ただ強烈に覚えているのが、ネフェルタリ王妃の墓の入場料の高さ。金額は正確に覚えてないんだけど40000ポンドくらい必要で、しかも事前予約が必要とかそんな話だったような。4万ポンドだと…1ポンド20円で換算すると80万円。おいおいおおおい、エジプトの物価価値とか正確な事知らないけどありえないだろ!そんなに入れたくないのか!ググル先生によると非常に美しい壁画が残っているとのこと。そりゃ観てみたかったが…100ポンドで入れた頃もあったそうだ。くそっ。王妃の谷は1カ所しか見学しなかった。ちなみに王妃の谷といっても男性の墓もあるそうだ。
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で、最後にメムノンの巨像を観てルクソールの西側観光はお終い。メムノンの巨像はホントに写真撮っただけで終わり。というか宜しければ写真撮ってください~みたいなこと言われて、お前らにその気がなければクルマの中から見せて解説加えたら次行くか、というノリだった。そんなに時間が無いわけでもなかろうに…。と、言ってもホントに写真撮るぐらいしかすることは無いのであっという間にお終い。昼飯を食べて東側観光だ。ホテルで昼食。飲み物は何にしますか、とモナに言われていや特に要りません(あそこにあるジュース貰って飲もう)と言ったらイヤソレハダメデスと無理矢理何かを頼むよう迫られた、じゃ水…って言ったらダメデスってちょっと真面目な顔で言われて何がなにやら…よく分からないうちにマンゴージュースになった。時々日本語が通じないというか、何を求められているのかが分からないのがこのガイドの困った所である。説明が足りない。遺跡に詳しいので話は面白いんだけどさ。ちなみに水は頼めた。他のテーブルの人が頼んで飲んでたから。おい、水、その水が欲しかったんだよ。昼食が終わると次のカルナック神殿へ行くまでしばし休憩。同行人が酒が飲みたい!と言い出したのでお付き合い。プールサイドで地ビールであるステラを買ってグラスで分ける。絵的に非常に贅沢な感じになった。ステラはもちろんビールなんだけど、これまで飲んだことの無い風味というか味わいがあった。ちなみに「ステラ ビール」で検索すると「ステラ・アルトワ」というベルギービールがヒットするがこれはまた別のビール。日本には何でも輸入されてるだろーと思ったけど探して観ると見つからない。ちなみにステラ以外にも「サッカラ」というエジプトビールがある。こちらもヒットしない。うーむ…飲めないと分かると無闇に飲みたくなるな。ちょっと調べたけどステラやサッカラを扱ってるレストランも無い。四谷のエルサラーヤに無いとかどういうことだ。なぜハイネケンを出している…!それはさておき午後のツアー開始である。あと出発の直前にホテルの近くの売店で水を買ったら1.5リットルで3ポンドだった。ちいっ。
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さぁカルナック神殿も素晴らしい遺跡だ。羊の顔を持ったスフィンクスがずらっと並ぶ入り口を抜けると未完成の塔門。デカイ。そして何より凄いのが立柱室。「蓮ノ形ヲステキに象ッタ」とモナが紹介するこの134本の柱はとにかくスケールがでかくて気持ちいい。縄文杉みたいに図太い柱がドカドカと並んでいる。壁画も綺麗だ。上ばかりバカみたいに眺めてバシャバシャ写真を撮ってしまった。大興奮。それからまた格好良いのがオベリスクオベリスク!なんだか凄い格好いい響きだ。ラグナロクとかそんな最強武器の雰囲気。先の尖ったこれまた巨大な柱。いいぞ、巨大遺跡いいぞぉ。大興奮。あとはフンコロガシの像があったりして周りを9周すると願いが叶いますよ、とモナに言われてホイホイ回ってくる。ああいうのは誰が言い出したんだろう…マヌケに回る自分も自分だけど。ここで何枚かiPhoneで写真を撮影してtwitterに投稿。画像データをローミングして送信とか…後でソフトバンクからの請求書を観るのが怖いけどそれはそれ。とにかくこの感動を伝えなくてはならない。
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カルナック神殿の次はルクソール神殿である。昨夜そばを通ってライトアップした姿は既に見ているが、それは道側からの様子だけ。中に入るとまた違う。さて入り口には早速オベリスク。左側にしか無いのだが、もう一本はフランスのコンコルド広場に立っているアレだ。プレゼントのお返しにナポレオンにあげてしまったらしい。何という暴挙…日本で言ったら厳島神社の鳥居をくれてやるようなものだ。この神殿はモナの解説によると、すっぽり砂の中に埋まっていたらしい。にわかには信じがたい話だ…ナイル川すぐ側のこの神殿が砂の中にすっぽり埋まって…石柱だってカルナック神殿と同じくらいに相当大きいのに…。確かに入り口付近にはモスクが建てられていてその位置までは砂で埋まっていたんだなという事は分かる(それだって十分に高い…5メートルくらいはあるかも)。でもそれこそ30~40メートルくらいある石柱まで埋まってただなんて…うっそだぁ…。しかし確認する手段は何も無い。きっと本当なんだろう。大学で考古学を学んだモナが言うんだからきっと間違いない。たぶん。ちなみに入り口の前には長く続くスフィンクスの参道があり、カルナック神殿まで続いているらしい。この参道は最近発掘されたものらしくて、上にあった民家をどかしてやっと発掘に至ったとか。民家の下から古代遺跡が出てくるエジプト文明。恐るべしである。何年か後にはカルナック神殿まで続く参道が姿を現すのだろうか。さて、東側観光もこれにて終了である。再びホテルに戻ってビール休憩すると、カイロ行きの寝台列車に乗るべくルクソール駅へ向かう。ちなみに一日歩き回って汗だらけ砂だらけの我々なのだが、シャワーを浴びることなくカイロ観光へ突入することになったわけだ。ああ、気持ち悪かった。頭は脂っこいし、なんだか体中砂っぽいような気がするし。寝台列車に乗り込むと、イマイチ美味しくない飯を食べてすぐに寝た。明日も早い。5時頃には到着して移動だ。デジカメのバッテリーが切れかけていたのだけど、コンセントがあって助かった。これでまたバシバシ写真が取れる。運転士の気分で1時間くらい到着が前後すると言っていたモナの話が非常に気になる…。
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