ドラゴンへの道

 中国映画において空手の使い手はかませ犬ポジションであることはほぼ間違いない。その後中国拳法に倒されるための完全なフラグであり、そこには日本的なものを打ちのめす中国的なもの、というナショナリズムが働いている。分かりやすい話だ。いいんだけどさ。昨今の状況があるのでなんとなく意識せざるを得ない。
 ブルース・リーの笑顔が非常に印象的な映画。前半のコミカル演出が古臭くてむしろ新鮮かも。しかしブルース・リーが超一流のアクション俳優であることは誰もが認めるところではあると思うが、監督となると全く別の問題、センスであるなという事をビシビシ感じる映画。