ズートピア

 吹き替えで。なぜ上戸彩が主役の吹き替えなのか。悪いタイプのタレント起用…!まぁそう言ってもしばらく観てれば慣れるもの。芝居なんてそんなものよね。ラストシーンのナレーション→演説なんて味があっていい感じ。森川キツネめちゃくちゃ信用なさそうだけどイイ人そうで素敵です。

 警官と詐欺師という相反する立場の二人が組んで問題を解決する、いわゆるバディもの。ストーリーもちょっとした社会問題的なところに触れつつ、気持ちのよい裏切りと結末。ディズニー映画は脚本めちゃくちゃ練られてるよねぇ…。まぁ計算というか、型にハメている感はあるけれど、王道とも呼ぶのだろう。王道的な物語を見せつつ安心感と期待感をほどほどに保ちつつ、ちょっとずつ裏切る。上手に裏切るのは昨今のエンタメに最も重要な事。「思ってたのと違う、期待以下」といういわゆる「ガッカリ裏切り」じゃないよ。「そうきたか!」と膝を打つような「嬉しい裏切り」。

 それにしもて海外CGアニメの表情の豊かなことよ。日本アニメCGは表情が乏しい。制作予算とか期間とかそういうの潤沢な為なのか。まぁそれは一因であることは間違いないか。日本アニメCGって言ったけど深夜アニメの話ね。