最初の記事

 実を言うと、はてなにアカウントを取ってダイアリーを付けるのはこれで3度目。最初は何となく興味を持って初めて、次に知り合いに見られたくない記事を書くために、そして今回。以前はてなダイアリーを利用していたときはエントリを投稿し続ける意味を失って辞めてしまった。前者は知り合いしか見ていない、クローズな場だったのだけど、それなら何故ここで記事を書く必要があるのか、直接話せばいい話だ、と考え辞めてしまった。今でもそう思ってる。(話題がそれるけども)ネットには「こんなところでわざわざ言う必要も無い事を言う人」が溢れていると思う。全く意味のないこと(今日食べたもの等)、意味がありすぎて危険すぎること(個人情報等)が蔓延し、mixiは正にその最たる空間だ*1。招待制によって出来あがったネットワークが現実社会のような馴れ合いの空気を生み、言葉を発信する危険性を麻痺させていくのだよね。

 そういう意味で、「知り合いに見られたくない記事を書きたい」と思って再び始めたのが2度目。しかし結局個人のメモと化してしまい、やはり辞めた。伝える必要のない記事は生み出す物ではない。見ている人間の重要性は生み出す人間の側とバランスしていると感じた。

 最近は良い記事に触れる機会が増えた。ここで指す「良い記事」とは、「意味のある記事」のことで、その内容の云々は特に問題にしない。そして以前よりもブログが「日記」というよりもずっと「議論の場」になっているように感じる。議論のあるブログは良い記事になり得る。そして議論を促しているのがソーシャルブックマークであり、はてなブックマーク*2である。個人的にはSNSよりもこちらの方が意味のある発明だったと思う。

 3度目にこのブログを立ち上げるのは、前述の「良い記事」に触発されたからに他ならない。個人的な話だけど、来年から環境が変わり、仕事が変わり、もっと自分の表現が求められるようになる。これまで特にそういった訓練をするわけでもなくここまでやってきてしまい、不安がある…。そんな時に、「良い記事」と出会い、その巧みな表現、新しい発想、そして議論、と「表現」という点で大きな刺激を受けたわけだ。「これは1はてなブックマーカーとして100文字程度のコメント付けるよりは、こっち(はてなダイアリー)の方が面白いぞ」と思ったわけ。しかも訓練にもなる。

 気合を入れて文を書いたのは久しぶりかもしれない。意外と時間を使う。さてそんなわけで、今度はいつまで続くかな…

*1:勿論全ユーザーがそうではないけれど

*2:今回はてなDをまた選んだのもこのサービスのお陰、かな