やるおシリーズで感化されて現代思想を読んでみる2ちゃん脳俺!

 しかしまぁ、クリエイティブな人たちと関わっていると、彼らには何かしら思想ががあり、それをより所として物作りをしているように思う。だからこそ迷ったときに指針が経つのであり、結果に一貫性を持たせることが出来るのだ。その思想、信念というのは果たしてどうやって得たのだろうか?クリエイティブ活動の中で試行錯誤しながら自然発生したのか、それとも師匠から引き継いだのか…。

 ともかくより所となる思想信念がある人間は追い詰めれて強いし、そうでなくても信頼感がある。そんなわけで思想を学ぶのである。長門が薦めるので以下の2冊を読んだ。

そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで (講談社+α文庫)

そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで (講談社+α文庫)

方法序説 (岩波文庫)

方法序説 (岩波文庫)

 「そうだったのか~」は口語口調でかなり読みやすい。話を分かりやすくかみ砕いてくれるし、ニーチェから始まる現代思想を順番に追っかけてくれるので頭に良く入る。ひとつ問題があるとすれば話が脱線しやすいので、今誰の言葉なのかを把握していないと一気にぐちゃぐちゃになる。

 で、この大まかな現代思想の流れを押さえてデカルトを読むとデカルトの考えたことと、この後どのような批判に繋がるかが分かりやすくて良い。デカルトの考える「神」という超越した存在がしっくりこないのは、その存在の認識がもともと無いことの他、結局便利な言葉で片付けているだけじゃないのか?という印象を受けた。

 さて「そうだったのか~」を一通り読んで個人的に共感したのはソシュールの思想だった。先日図書館から丸山氏の書いたソシュール本を借りてきたのでしばらくコレ読もう。あと随分前に買ったツァラトゥストラも読めそうな気になってきた。挫折したのよね、コレ。