バニシング・ポイント

 この前見たデス・プルーフの中でネタになってたのでブルーレイで手に入れてみた。よっぽどスゴいカーチェイス&スタントの連続なのかと思ったらそうでもない。むしろそういった派手さよりも、このカーチェイスを通しての人間関係だったり、自分の過去、彼を支援する人々、といった人間ドラマを見るべき作品のように思った。平均時速200kmという狂った行為に及ぶコワルスキーを、人々はどこかで羨んでいる。退屈な日常に突き抜けた刺激を求めて人々はラジオ局へ、コワルスキーの元へ集まっていく。そしてあの結末!デンバーからの長い長い道のりはあの結末へ向かっての助走だった。ナゼナンダ。