すべてがFになる

 最近マーダーミステリーにハマっているので推理ミステリーを読みたくて買う。超有名なタイトルであるが、読んだことがなかった。森博嗣の名前も有名なのに、1冊も読んだことがなかった。たくさん本が読みたい。という気持ちはあるのだけれど、果たしてその気持ちによって本を読むかというとなかなかそうはならないのが難しい問題である。読みたくて買うし、読む気もあって積んであるのに、実際おれはDiablo4をやっている。Diablo4はいいぞ。 I have been playing a game called Mader Mystery lately. So, I bougth mystery novel because I wanted to read it. "すべてがFになる" is very famous novel. But, I had never read it. "森博嗣" is also famous. But, I had never read him. I wanna read a lot of books. I think so, but it doesn't makes me read a book. That is very difficult problem. I buy books because I wanna read them. And I have a stack of books. But now I am playing Diablo4. Diablo4 is good game.

難しい。だいたいDeepLのアシストで書いた。

九州へ行ってきたぞ(熊本→博多→go home)

 朝飯が自動的に出てくる一日の始まり。朝食食べる習慣が無いので体がびっくりしていたと思う。美味しいやつが少しずつたくさんある。お腹いっぱいになる。朝からこんな腹一杯食べるとたぶん遅れて身体から苦情が来るタイプ。

 チェックアウトの時間までに大浴場の露天風呂をしっかり楽しむ。これで旅の最後の温泉だ。しっかり楽しまねばならぬ。昨晩は数種類の貸切温泉に入った。これは露天ではなく、大きさも小さめ。しかし今は「大」浴場(昨晩は女湯だったのだ。日が変わって男湯になった)。チェックアウトまでの短い間に温泉に入るおじさんが皆無だったので、大浴場が貸し切りになった。めちゃ良かった。

 のんびりと温泉に浸かりながら本日の予定を考える。選択肢が2つあった。阿蘇山への再トライと、熊本城見学だ。前日の夜に阿蘇山火口の情報がチェックできるWEBサイトを発見しておいた。部屋に戻って阿蘇山大丈夫だったら阿蘇山行くか。絶対火口まで行きたいんだ。熊本までわざわざ来たんだから多少天気が悪くても火口まで行きたいんだ。昨日阿蘇山へ登っている途中に何度も詠唱した。で、部屋に戻ると火口見学が可能なステータスになってる!!!!やっった!!!!熊本城キャンセル!!!!急いで荷物をまとめてチェックアウト。ありがとう素敵な宿。さぁ行くぞ!

 …と、クルマに乗り込んだ矢先、なんか天気悪いな大丈夫かなって思って再度火口情報をチェックしたら閉鎖されてた。開けたり閉めたり忙しいですね…。残念。ちょっと遠回りして熊本へ戻ることにした。オートポリスの近くを通った。大分県に来たことにカウントされますかね。

 なんだかんだで熊本駅まで戻るのに結構かかる。熊本城の付近を通って戻ったのだけど、さすがに渋滞していた。お花見の時期だったか…。ちょっと迷って街の中?をウロウロしつつレンタカー返却。駅から歩いて熊本ラーメンを食べる。もちろんピーナッツくんが食べてたから。地元ラーメンって日本中にあるよな。桂花って熊本ラーメンだったのね。東京にもあるラーメン屋は別にいいかなって避けたんだけど、一蘭は本店でしか食べられないメニューあるよって聞いて、行けばよかったと思った。ナインアワーズのすぐ近くだったのに…。しかしちゃんと調べたら違うメニューが出てくるのは本店じゃないっぽい。福岡の別の店舗らしい。何事も自分で調べて確かめることの大事さを学ぶ。

www.kokutei.co.jp

 熊本駅で馬刺しをお土産に買う。保冷剤で6時間程度保つらしい。自宅までなんとか間に合う計算。あとなんかお菓子も買った。新幹線で福岡に戻り、すぐ空港へ。ここでもモツ鍋セットみたいなのをお土産に買う。お菓子も買った。荷物がいっぱいだ。これまでの旅行はクルマでの移動が基本だった。その同じノリでボストンバッグに荷物詰めてたんだけど、歩き移動が増えてくると辛い。特にお土産で荷物が増えてくるとキツイ。重さとかは大したことないんだけど、歩きにくいことこの上なし。歩き移動が多い旅行はスーツケースが絶対良い…。失敗から学ぶ。

 荷物が大きくなってウンザリだと言うことを友達にLINEしたら、バスいいぞと返信。空港から新宿まで一本で連れてってくれるバスの存在が!めちゃくちゃいいじゃん。荷物預けて座って寝てりゃ新宿。良き旅行でした。

 阿蘇山へ行く宿題が残ったので、また必ず九州へ行く。次は鹿児島と熊本とか、大分と熊本とか、福岡以外の九州の組合わせで。佐賀県のらかんの湯も行きたいサウナ。

九州へ行ってきたぞ(2日目 博多→九州)

 旅の記録2日目。前日の失意を抱えたまま目覚める。寝ると悩みとか割となくなるタイプだけど、やはりダメージの大きい事件であった。

 ところでカプセルホテルって簡易なカプセルが並んでいるだけなので、物音を立てればしっかり聞こえる。なんとなくお互い気を遣って息を潜めているのだが、朝の目覚まし時計はどうするのが正解だろうか。普通にアラームを鳴らしていいものか。しかし6時に起きたい人もいれば、8時に起きたい人もいる。チェックアウトの時間は10時であるので、ギリギリ9時半くらいに起きたっていい。前日2時過ぎくらいまで飲んでいたとすればあり得る起床時間だ。つまりアラームは何時になっても迷惑な人がいる気がする。誰も傷つけないアラームとはなんなのか。最大公約数を取れば、生活リズムの多様性がもたらすマイノリティの起床時間に対して差別的な行為になる。面倒な社会!全ての人が満足する選択肢なんてない。お互い譲歩や我慢を少しずつしながら営むのが集団行動であり社会なのだ。

 果たして7時ころから結構アラームはなってた。流石に素早く止めていたようだが。自分はというと、バイブレーションだけ設定して音は出さない設定にしたので誰も傷つけないアラームを計画したのだが、やや足元が冷える感じがしてアラーム前に目覚めてしまった。温かい気がしてちゃんと布団をかけてなかったけど、やはり多少は冷えるようだ。

 さて7時に起きたので、今日もぽこぴーの行動をモノマネする主体性のないおじさんの活動開始だ。まずは「めんたい重」という美味しそうなメシを食べよう。朝飯なんてたべたら調子悪くなりそうだな〜。朝飯食べない派です。

www.youtube.com

 しかしまぁ朝7時開店の店になんでこんなに並ぶかね。7時半だよ行ったの。「並んでまで食べるものはない」といつかタモリさんが言っていた。けだし名言である。おれはすぐに宿に帰り、荷物をまとめて熊本へ行くことにした。

 博多駅から熊本駅へ。40分ほどで移動。近い。あっという間に移動した。熊本ではレンタカーを借りて色々回ることにしていた。早めに移動したのでレンタカーの予約時間より早く着いてしまうことになったんだけど、dカーシェアを利用していたので、移動中の新幹線の中で利用時間を早めた。テクノロジー発動でしょ。店舗でクルマ借りても同じように時間変更できるのかもしれないけど、手元のアプリでサクッと操作できるのは嬉しい。

dcarshare.docomo.ne.jp

 さて、熊本についての最初の目的地はサウナだ。湯らっくすだ。もちろんピーナッツくんが行っていたから!…もちろんピーナッツくんの動画を観たから湯らっくすへ行くことになったんだけど、最近旅先でサウナを決めるっていうの、旅行のお約束として組み込むの良いなと思っている。

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 湯らっくすには熊本駅からクルマで数分で到着。ちなみにWEBページのトップに春日がいるの、なんかイヤだなー。ペンギンのことは関係ないよ。芸能人が安易に使われてる感じがなんかイヤポイント。

www.yulax.info

 入浴のみの客にはバスタオル&フェイスタオルが付いてこないので持参するか、有料でレンタルする必要がある。バスタオルだけ持っていって、湯らっくすのオリジナルタオルを買った。刺繍入りの真っ赤なフェイスタオル500円。自分の用とお土産用に3つ買った。サウナ土産にタオル買うのはしきじの時もやった。

 3種類のサウナ。大きなメインのサウナと、前が見えないほどの蒸気でいっぱいの塩サウナ、仄暗いメディテーションサウナ。全部1回ずつ入る。水風呂がすごくて水深170cmある。日本一深いらしい。滝の用に水が水風呂に落ちてくるのだが、やや上部に取り付けられた「MADMAXボタン」を押すと、流量が増えて楽しくなる。なんて遊びのある水風呂か。そしてアウフグースだ。ピーナッツくんの紹介だとノリの良い音楽とともにエンタテインメント性に溢れた熱波を送ってくれたようだが、日時や時間帯、担当者によって内容が違うのだろう。リラックス系のふわふわした音楽とともに、黙々と仕事が行われた。「あつくなって色々忘れたいんだよな!」(ピーナッツくん談)みたいな、高揚感ある感じでは無かった。昼の12時はそんな強い圧はかけてこないのかもしれない。なぜなら平日の昼間にサウナ入りに来てる時間的余裕のあるおじさんだから。エンタメは弱かったかもしれないが、アウフグース自体はすげぇ良かった。初めて体験したけれど、熱波の気持ち良さよ。これか。

 11時前にサウナに入ったので、12時の初回のアウフグースまでかなりサウナ出入りした。おれは昨日の出来事を振り返る。性欲を失って人間の魅力をひとつ失ったおれは、いよいよ結婚して子供を設けるというような未来が見えなくなってきた。子供を得て世代をつなぐというのは、自分がそれまで受け取ったり、生み出したりした何かを受け継ぐ仕組みだと思う。その可能性が低い。人生の意味というのは、次の世代に何を残すのか、伝えるのかという事にあると思う。子供に伝えないのならどうやって伝えるのか…それが仕事か…。おれにはその手段しかない。仕事という形で世の中へなんらかの影響を与えること、豊かさに貢献すること、それが俺の仕事する意味で、人生の意味なんだ…。などということを整いつつ考えた。サウナ中ってなんか余計なこと考えるよな。

 ピーナッツくんのように、ここでご飯を食べようと思ったのだが、2階の利用は別料金がかかるらしい。うーむ。休憩をたっぷり取りたいならその選択もありだったが、この後の予定があるのでご飯は諦めて出発する。阿蘇山へ行くぜ!!!腹減ったな!!!

 阿蘇山へ向かう途中で寄った道の駅。オートバイ神社。御神体がオートバイなのだろうか…。しかし特に宗教的目的は無いらしい。ただの観光名所的な?大津町にはホンダの工場があるようだ。

amac.or.jp

 あか牛丼を食べる。2290円。いい値段…。あか牛丼はいまきん食堂というところで食べるのが至高らしいのだが、間違いなく行列とのことなので予定の中に組み込めなかった。なので道の駅でさっくり食べてしまう。美味しかった。そして会計のお姉さんがおれの付けていたスケルトンのG-SHOCKを可愛いですね!って言ってくれた。好きになりそうになった。性欲が失われてなかったら危ないところだったよ。きも。

www.casio.com

 で、阿蘇山へ向かうのだが、登れば登るほどどんどん天気が悪くなり、霧が濃くなり、前がほとんど見えなくなってしまった。すれ違うクルマがハザードランプを点けながら降りてくる。なんてことだ。はるばる九州までやってきたのに天気が悪い。人生で何度くるかもわからない熊本なのに天気が悪い。何が何でも火口まで行くんだ。濃霧がなんだ。おらおらいくぞ。何度も自分を鼓舞するように口にしていたが、結果はバッドエンド。最後の有料道路が封鎖されていた。

 そりゃそうよね。こんな濃霧じゃ危ないよね。無念。ピーナッツくんの動画だけで阿蘇山へ来たから前準備なんか何もないんだけど、阿蘇山へ行きたいときは火口付近の状況をWEBサイトで確認すべきだ。

www.aso.ne.jp

 失意の下山。うまく行かないこともたくさんある。それが旅。そこも楽しいところだ。また必ず阿蘇山へ来る。天気の良い日に来るんだ。そう深く心に刻んだ。

なにもみえない

 阿蘇山の火口へ行けなかったので、おとなしく今日の宿の温泉へ向かう。途中道の駅阿蘇を発見して用もないのに立ち寄る。ウソップ銅像を見つけて写真を撮る。ワンピースはゾロを仲間にするところまで読みました。温泉は黒川温泉。熊本の温泉と言えばという温泉らしい。インターネットにおすすめされたのでこの温泉に決めたんだけど、確か熊本出身の友達も黒川温泉を推していた気がする。そこそこ良い値段の宿を奮発して予約。川をまたいで両側に建物がある、大変趣のある素敵な宿だった。貸し切りの温泉がいくつかあって、スマホ持ち込んでのんびりする。最高でした。2日目終わり。

九州へ行ってきたぞ(1日目 福岡)

 仕事が休みになって急に連休が生まれた。4連休。そうなれば旅行に行くしか無い。こういう不意に現れる連休にちゃんと対応して適切なアクティビティに挑む。そんなことができる大人になりたい。そうして俺は旅行へ行くことにした。4連休なので最大3泊4日なのだが、2泊3日で計画を立てる。なぜか。それは旅行から戻ってきて非日常と日常のノリシロが必要だからだ。つまり家でダラダラしながら荷物を整理したり、写真や動画をまとめたりして旅の思い出を噛み締める時間だ。これがないと「あー楽しかったな」と帰宅して数時間後には仕事だ。そんなに急に現実に帰れるか。急に冷やすのは水風呂だけで十分だ。いや水風呂が気持ちいいんだから、もしかしてそれもありなのかもしれない。

 クルマで数時間の範囲の旅行じゃなくて、ガツンと遠くへ行ってみたい気分に。海外もありか?今年に入ってからおめシスのレイちゃんがシンガポールへ行く動画を見た。行きたい。ぽんぽこもシンガポールへ行っていた。行きたいぞシンガポールへ!
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 しかし2泊3日だとちょっと足りないかもしれない。片道7時間くらいだ。うーん。時間が足りないと言えば足りない…気もすると思って国内旅行にすることにした。いやでも行ける気もしてきたな。

 んで、北海道か九州に行くことにした。正直自分のクルマで長距離ドライブしたいのだが、現地観光がだいぶ犠牲になる。飛行機で時間を買うことする。そして九州にした。なぜかというとぽこぴーが行ってたからだ。
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 おれの行動はだいたいVtuberに支配されているんだ。そういうおじさんがきっとたくさんいる。自分で物事を決められず、誰かのモノマネをして生きていくおじさんが。

 ところでずっと仕事が無いと思っていたが、数日前にもしかしたら入るかもしれないと告知され大変憤慨した。なんでだ。どうして直前に仕事の有る無しが決まるんだバカ野郎が!っていう案件多すぎ問題ね。お前らがドタキャンしているスケジュールで、旅行が行けたり行けなかったりするんだぞ。旅行じゃないにしても、他の仕事をして金銭が発生する可能性がある。それを「もしかしたら素材が間に合って作業できるかも…」みたいな他人任せのぼんやりしたお気持ちによって、その可能性を潰す。そういうことが横行しているのがおれは許せない。んで、「すみません、遊びに行きたいです。連休なんです」ってお願いしたら、いいですね!調整します!って言ってくれた。感謝。そんな素敵な判断ができる人が同じ会社の人で良かったよ。まぁでも連絡とか判断は早めにね。

 というわけで1日目だ。昼過ぎに福岡空港に着く。14時半ころにナインアワーズというカプセルホテルに荷物を預けて身軽になる。中洲川端駅からそのまま直結しているので大変楽なホテルだった。カプセルホテルというところにも初めて泊まったけど、スマートな印象のホテルでとても良かった。4000円くらいだったかな。これで十分よ。寝るだけなんだもの。荷物を置いたら太宰府天満宮へ。福岡の観光といえばの鉄板だろう。最近英語の勉強もちょっとやっている。新しいことを学ぶのは楽しい。学業成就のお守りを買うのだ。頼むぞ菅原道真

 しかしタイミングが悪かった。本殿を改修予定とのことで、その改修のための仮殿を本殿の目の前に建設中だった。うーむ、雨もちらほらしてるし…タイミングよ。財布の中の小銭を全部お賽銭箱に入れて学習効果の上昇を祈る。お守りも買った。これがあればいいのよ。後はエンタメとしておみくじを…と思ったが、さっき賽銭箱に小銭は全部入れたので100円がなかった。おみくじの内容とか瞬間的にそこで消費するだけだし別にいいもんね!ばーか!

 太宰府天満宮に行ったのでついでにその横にある九州国立博物館へ。建物が大変かっこよかった。ただめちゃくちゃでかい割に、展示スペースはやや物足りない印象かも。空間としては大きいんだけど。その日は常設の展示しか観られなかったし、特別展とかのスペースがあればもう少しボリュームがあるのかな。あと金印が見たいなーって思って探したんだけど、金印は福岡市博物館にあるらしい。これはおれの勝手な期待とがっかりポイントだ。

太宰府天満宮に隣接している、どこかディストピア感ある遊園地

 定番の梅ヶ枝餅(うめがえもち)を食べつつ帰ることに。作りたてをその場で食べた梅ヶ枝餅は美味しかったが、お土産に買って帰って、数日した梅ヶ枝餅は美味しくなかった。早く食べろ。外側の生地が固くてめちゃくちゃ食感が悪くなる。確かに翌日くらいには食べろと箱の中に入ってた紙に書いてあった。でもそれを観るまでに数日かかったので意味のない注意書きであった。梅ヶ枝餅は早く食え。現地ですぐ食べろ。お土産として持ち帰ってその場で食べた人が「うまいです」って言ってくれたけど、気を遣ってもらってる!!!って大変申し訳無い気持ちになった。梅ヶ枝餅はお土産にしてはならない。素直に通りもんにしとけ。

 さて、太宰府天満宮から遅い昼ごはんを食べに元祖長浜屋へ行く。なんとなく博多→とんこつ→こってり&クサイ!というイメージがあったけどホントの長浜ラーメンはめちゃくちゃアッサリしてて食べやすい感じだった。これはドヤれる。ネギだけオオメで注文した。ほかは普通。後から入ってきた男性が「バリカタ」って行ったのを「ナマ」と店員側で変換してたのに、この店の独自ルールを感じる。

 お腹が満たされたのでホテルへ戻る。散々歩いたのでちょっと休憩だ。んで中洲の屋台を見に行く。ピーナッツくんがソロキツって言ってたから多分無理…と思ってたけど…やっぱりここで飲食するような感じじゃねぇなと確認した。ていうか雨降ってたのよ。小雨なんだけど。そうするとただでさえそんなにスペースとして広くなくて混雑しているエリアなのに、傘持って行列してるお客さんとか、その合間を歩く人とか、ゴチャゴチャしすぎてダメだなって思った。そのうち誰かと来た時に入ろう。そんなことがあるのか怪しいけど。他になんか…と思って歩いてたら、ぽんぽこが入った一人モツ鍋屋を不意に発見する。そしてここも並んでいる。どこも並んでいる!!!平日なのに…。しかし3月末といえばなんだかんだ人の移動の多い時期であることに後から気づいた。社会人は季節の移り変わりに鈍くなる。

 で、夕飯食ってからと思ってたけど、もう良いやってなってエッチなお店に行く。中洲来たら行くでしょ!!!!!断言!!!!福岡なんてもしかしたら二度と来ないかもしれないし!!!んでインターネットが高級店ですって紹介してくれたところに突入する。予約とかしてないけど遊べますかってフリーで突撃。入れるのがこの方〜って選べなくてたった一人。20代後半設定…すなわちおそらく30代…できれば若い子のほうが…そして顔もあんまり好きじゃない…と思ったけど、選択肢が無いので結局その人に。対面してパネマジを確認。そのタイミングで既にテンション下がり気味だったんだけど、一回終わったところでしっかり賢者モードになっちゃってキツイ時間だった。ずっとしょーもない雑談しながら回復を待つ。しょーもない話題であることは明らかに相手もわかっている。わかっているが沈黙が怖いのだ。一番キツイ。だから無理矢理会話をつなげて回復を待っているのだ。本当に申し訳無い気持ちになってくる。愛情の無いところに性欲が沸かないわ。あんまりピンときてないおばさまとのプレイに気持ちが全然高揚しない。おれだっておじさんなのにね。性欲だけに従うならやっぱり可愛くて若い子よ!!…とか、なんだか自分の不甲斐なさに色々理由づけて傷が深くならないように自己保身。わかってるよ、おれのせいだって。はぁ。自分の性欲について真剣に考えざるを得ない夜であった。昨今の社会ではいかに性欲を隠して行動できるかが暗黙ルールであろう。しかし生存本能としての性欲を剥き出しにする瞬間も、人間として魅力的な部分であろうと思う。これは他人の意見とか世の中の空気とか関係無い、おれの感想だ。だからその点において俺は俺の主観的評価により自分自身の人間的魅力をひとつ失いつつある。回復できんのかこれ。クスリか。

 傷ついた気持ちを抱えながら退店する。22時過ぎであったと思う。さっきのぽんぽこが行ったモツ鍋でも食べて帰るかと思ったら営業時間が終わっていて悲しい。腹が減った。歌舞伎町よろしく客引きの女の子がずらずらと並ぶ中洲を足早に通り抜け、鯛茶漬けのお店を見つけてその日はホテルへ戻った。学びの多い旅行一日目。一旦終わり。つづく。

クラシックを読む3 天才が最後に見た世界

 3巻全部読み終わり。ゆっくりと曲を聞きながら少しずつ読んでいた。改めてそれぞれの曲の聞き所や、作曲家が持ってるエピソードなど大変おもしろく読める本。内容そのものもそうなんだけど、曲について表現する言葉が面白いなって思った。作曲家目線で、音楽によって感情を表現するって難しい。例えば幸せや怒りって感情を音楽で表現するってのは、なにかルールや共通の方法があるわけじゃない。言葉のある歌ではなく器楽による表現。だから受け取る側は様々な言葉で表せる。その表現の仕方はセンスが必要だし、ボキャブラリーが必要よね。きっとまたおれに必要になる。

w5cg2.hateblo.jp

スパジャポにゆく

 温泉、サウナに行きたい。世の中で流行ってるから行きたい。そう、おれはミーハーな男だ。しかしそのミーハーな気持ちで行ったサウナしきじは確かに良かった気がする。静岡まではるばるクルマで行ったのも良かった。高速降りてすぐのところにあったのも良かったな。ドライブとセットの旅行気分が良かったのかもしれない。とにかくしきじは良かったと思う。ピーナッツくんも言ってたし間違いない。大体情報はVtuberから得る。


www.youtube.com

 で、スパジャポに行く。スパジアムジャポン。東久留米にそんな施設があったの知らなかった。車で行けばしきじより近い。そりゃそうだ。スパとスーパー銭湯って何が違うんだろう。さっくり検索するとリラクゼーション系の仕組みがあるとなんとなくスパと名乗る雰囲気が出る模様。ここには温泉やサウナのほかに岩盤浴があった。これかな。まぁ厳密なルールがない以上、銭湯っていうよりスパって行った方がオシャレ感があってファミリーやカップルが呼び込めるのであろう。(そして実際そうであった)。WEBページもなんかテーマパーク的なワクワク感があってよい。温泉施設以外にもさまざまな食事があったり、岩盤浴のフロアには大量の漫画があったりとする。

www.spajapo.com

 というわけで1日休みのタイミングにのんびり起きて向かう。15時頃に到着すると駐車場はクルマでいっぱい。満車ではなかったけど空きが少ない。平日だぞ。混んでる温泉なんて良いことねぇなと一抹の不安を感じながら中へ。現代的な温泉施設らしく、館内の会計はすべて手首のセンサーで決済する。施設を退場するときにまとめて精算する模様。こういうの、最終的な会計が怖くなって使いにくいなって感じるワタクシです。水も普通の自動販売機より若干高い設定にしてあったしよぉ…温泉で水分補給をためらわせるってよくないよ!!買ったけど。

 入館するのにまず850円。フロアが3つに分かれていて、3階と4階のフードコートと温泉だけならこれでおしまい。5階の岩盤浴と漫画読みがしたければさらに850円払うシステム。最初なのでケチっても仕方あるまいと、合計1700円払って入館。タオルは有料で貸し出してもらえるが、持ち込みもOKという情報を掴んでいたのでおれはタオルを持ち込んだ。岩盤浴の追加料金を払わないと、館内着は貸し出してもらえない。しかし施設内は基本的に館内着を着ている人が殆どなので、突出したエゴイストを嫌う日本人の性質としては、空間に溶け込むためだけに850円払ってしまいたくなるかもしれない。しかし退場するころのおれは絶対に岩盤浴の追加料金はいらないぞと感じた。後述。

 というわけでまずは風呂だ。3階のフードコートがグラウンドフロアみたいな感じ。1−2階は駐車場だから。風呂は4階。駐車場が埋まっているだけあって、ロッカーもかなり埋まっていた。鍵が残っていない。ちなみに岩盤浴へ行く人もここを利用する。館内着に着替えるにも4階のロッカーを利用するのだ。浴場へ入ると、複数の温泉とサウナ。体を洗ってとりあえず温泉だ。ここの温泉は天然の湧水に炭酸を混ぜているらしい。湯船に浸かっていると身体中に泡が付着する。楽しい。しばらく体をあたためてサウナへ。2種類のサウナ。中央に塩の山が用意されているミネラル塩サウナ。温度はそんなに高くない。塩すりこむという体験が楽しい。どのような効果があるのかはわからんけども。加減がわからんので、拳ぐらいの塩をとってゴリゴリ体に擦り込んで遊ぶ。外へ出るときに塩を流して出るっていう設定で掛け水が用意してあるんだけど冷たい。冷たいのは水風呂まで取っておきたい気がするんですけど…。

 水風呂も2種類ある。水的と氷的。ここの風呂は「〜的」という名前をそれぞれにつけている。なんでだろ?中国とかのお客さまにわかりやすいのか?そういえばサウナに一緒に入った人は中国人だった気がする。水風呂はまぁ普通なんだけど、氷的の方の温度が低い。12℃くらい(水風呂は16℃くらい)だったから、氷といってもそんなに冷たいわけじゃないんだけど、なんか股間にビリビリくる冷たさだった。新体験。他の人の様子を見ていると同様に股間に手を当ててビックリしてたので、男性の陰嚢は冷水を浴びるとビリビリと痺れるような刺激があるらしい。サウナあるあるネタでレッツドヤリング。ところで塩サウナで無い方のノーマルサウナの方が温度が高くてやっぱりよき。8分毎のスチームと熱風がある程度のタイマーがわりになる。

 露天風呂も用意があったけど、やはり冬の外気が冷たすぎる。風呂に入ってしまえばその温度差が気持ちよくなるのだろうけど、ここは駐車場が埋まっているほど大人気のスパジャポ。どの湯船もスペースが埋まっている。隙間に体をねじ込むような大胆さも無い。温度差でびょうびょうと風が吹き込むその扉から、意を決して外に出てきたものの、すぐさま心が折れそうになる。ヒエヒエになっている床からビリビリと痛みを感じる。体温を激しく奪うように吹き付ける風。廊下を一往復して内風呂にもどるハメになった。これだから混雑してる温泉は!!!その後タイミングを見計らって露天風呂に行ったが、内風呂とそんなに大きな体験の差は無いかな?電気風呂だけは初見殺しだ。腰につよい電気ショックをくらって一時的に硬直してしまった。格ゲーだったら死んでいた。

 で、まぁ風呂は普通で、それで良かった。問題は5階の岩盤浴ゾーンだ。5階は岩盤浴のゾーンではあるんだけど、大部分のスペースは休憩所みたいになっていて、自分のスペースに大量の漫画を持っていってゴロゴロしながらダラダラ漫画を読む。しかしネットカフェみたいな孤独の空間じゃない。ここに来ている人々はそんな陰キャな楽しみ方はしない。カップルや友達とレジャーに来ているのだ。そうすると温泉に入り、薄着の館内着に着替えた男女がけだるげな雰囲気でそこかしこで横になる。そしたら当然眠くなり、油断しきったしまりのない痴態を晒す男女。あまつさえカップルなんてそんな非日常な空間をむしろ利用してイチャイチャと絡んでいる。半個室の狭い休憩スペースに二人で密着する。これは淫らである。何も起こらないはずもなく。間違いなくエッチが発生している。そういう設定でAVが作られてほしい。

 そんなわけで一人で温泉を楽しみにきたおじさんには、5階は居場所のない空間だった。おじさんは岩盤浴の追加料金は払わなくていい。1階にも休めるスペースはある。館内着は貸してもらえないが、なんか楽な服を持っていってそれで乗り切ろう。

文章を書くことの時間感覚について

 先日、会社にとある電話がかかってきた。中学生らしいのだが、どうやら仕事についての調査?課題?をしているらしい。仕事上のやりがいだとか苦労だとか、大切にしていることとか、そういうふんわりした(そして最も困る)質問が投げられた。未来ある若者の為であるし、エンタメ商売の我々のお客様でもある。会社はそのアンケートに応じることにしたらしい。自分が応対したわけではない。しかしその課題はおれのところへやってきた。うーむ。めんどくさい。ただ思えば自分が小中学生の頃も、似たような事をして大人の仕事を見せてもらったことがある。これは大人として応えねばなるまい。子供の声がうるさいとかなんとか言って公園を廃止させるような邪悪な大人にはなりたくない。

 複数の質問があって口頭で伝えられた。メールとかにしろ。きっとやり方がアップデートされてないんだろうな。んで5,6個ほど質問があるのだが、13時ころに問い合わせがあって、16時頃までに回答が欲しいという。おい君たち。というか先生。そんな【緊急】の締め切りにするな。俺たちは暇じゃねえ。暇じゃねえけど対応するんだ。そんな忙しいど真ん中時間を割いて今すぐ無償で質問に回答しろというのはどういう了見か。授業中に電話かかってきて、放課後までに「授業をする際に大切にしていること」をご回答ください、っていう感じの無茶なんだが。よく考えてよもう。

 いや対応したけどさ。興味をもってわざわざ電話してきてくれたのでしょう。こんな誰にも伝わらんようなマイナーな仕事を見つけてさ。それはありがとうね。でも文章を書くって結構大変なのよ。ちゃんと考えて、読む人のこととか、求められてることとか、伝わるように噛み砕いたり言い換えたり、結構時間使うの。そして本当は無償じゃないの。でも社会学習の一環なんだもんね。お金くれなんて言わないよ。だから時間はくれ。忙しくないタイミングでやるからよ。1週間は期間を設けてください。忙しくないタイミングなんてないからきっと締め切りギリギリに作業するけどよ。

 善意で対応したけど、この課題やらせてる先生たちはその善意につけこんでませんか?教育だから対応すべきでしょってそういう武器の振りかざし方は良くないよ?信用されなくなるじゃん。共助だろ!とか言って図々しい顔してる老人みたいにさ。

 ところで仕事上で大切にしてることってめっっっっちゃくちゃふんわりしてる質問よな。改めて。そんなことは無限にあるんだけど、具体的に文章にしろと言われると難しい。感覚に溶け込んでいるのだ。手順の一つ一つに意図があるのだけれど、そんなん説明してたらキリがない。そして結局のところ共同作業の円滑さ、意思疎通の大切さみたいな、社会性動物たる人間にとって必要な要素にたどり着く。いやそれ仕事とかじゃなくても大切やんけ、と。そうするとこの「コミュ力」みたいなのは、生活していく上で基本的に必要なやつだから除外した方がいいのかも、とか思っちゃうじゃん。「仕事をする上で大切にしていることはなんですか」→「睡眠です」「食事です」「健康です」「生命活動をしていることです」そういうめちゃくちゃ手前の前提条件じゃなくてさぁ…って話じゃん。「コミュ力」もそれなのよ。だから就活でコミュ力なんかアピールするのは他に何もねえのかよって気がしてしまう。コミュ力なんて最低限あるのが前提なんだよ。なんのための集団生活なんだよ。コミュ障って言葉で自分をガードするな。そんなんぼっちちゃんみたいな突出した才能がある人間がコミュ障なのは笑えるかもしれないが、我々凡人はみんなで集まって大きなスライムになるしかないんだ。イキって孤独になるな。死ぬぞ。