アニメ版時かけはカラッポ?

 単なる天の邪鬼的な発想だよそれは…!なんでアニメ版時かけに対して、そこまで敵意剥き出しなのか分からん。おまけに大林版の時かけのほうが中身があったとか言い出すし…。ええ…?あれこそ原田知世の魅力を語る他、中身の無い映画だろう!とか言っちゃうよ?アニメ版と実写版、どっちが優れた映画かなんて決められないけど、アニメ版時かけが好きな自分としては、その意見は流せないな…!

 だからこっそりこんなところに書いてみた。いやー年上に食ってかかる度胸は無いわw

 世代の違いなのかねぇ…郷愁というのもかなり大きな要素だと思うし。確かにアニメ版時かけは強いメッセージを持った作品では無いと思う。ただ、中身の無いスカスカな作品なのか?それは違う。確かに昨今の作品は、「わかりやすさ」が先行して、瞬間的な人気は獲得するけれど、長く続かず忘れられていくパターンが多い。しかしアニメ版時かけは、口コミで上映館がじわじわ広がったり、公開から現在まで、こうやって議論の場にあがったりしているわけで、その点で「中身がない」とは言えないはずだ。

 それに、「そこからどんな意味を得るか」とか、そういう点に重きを置くのは、ホント馬鹿馬鹿しい話だと思うんだよね。もっと素直に気持ちいい、気持ちよくないで良いじゃないか。そこになんらかの意味がくみ取れれば儲けモンですよ。個人的にアニメ版時かけについて言えば、爽やかに、気持ちよく観ることが出来て、登場人物に感情移入しやすく、エンディングに泣ける。面白い。それだけで貴重な2時間を費やす価値がある。それでいいじゃない。

 大林版の時かけ、もう1回観ておこうかな。