神曲奏界ポリフォニカ ロマンティック・クリムゾン:文体がなんか馴染まないな…

 ずいぶん前にクリムゾンボックスで手に入れてから、1冊しか読んでいなかったのでやっとこ2冊目に手を付ける。別にラノベを差別して読んでなかった訳じゃなくて、嫌いじゃないのだけれど、満員電車の中で挿絵のあるページの手前でなにやらモゾモゾした気持ちになるのがネックなのだ。可愛いイラストのあるそのページを開くべくページを繰る勇気が出ないので、そこで物語を止めなくてはならないのが苦痛なだけなんだよ!

 誰かが覗き込んでるかもしれない!なんて全く自意識過剰な話だけれど、自分がそういうことやってるもんだから、その意識がまとわりついて離れない。

 ま、そんなことはどうでも良くてロマンティッククリムゾン。精霊に恋をしてしまった人間の少年を描くことにより、主人公とコーティカルテとの微妙な関係にも切り込むというこの話。といっても、結局結論の出ないんだけど。精霊の美少女とか出ると定番の展開、かな。重いのをいくつか読み続けていると、ライトのベルのこのザクザク読めて感じは気持ちいい。時々読もう。

 しかしどうも文体が馴染まない。文体、というか雰囲気というか…。ふいに失笑してしまう空気があって、色々とツッコミながら読んでしまう。あと以前ポリフォニカの1本目を読んだときは、生き物様なメカの描写!とか描いたんだけれども、正直メカの描写なんかにページ割かずに人間を描いて欲しいなぁって思ってみたり。メカを詳細に描写してもドラマが深まらなくね?雰囲気は盛り上がるけど。

 んーなんだか以前の印象よりマイナスになっちゃったな。他のラノベも読もう。