TRIGUN Badlands Rumble/テレビクオリティで映画を作ること

TRIGUN DVD-BOX LIMITED EDITION

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 新宿武蔵野館にて。

 GWだってのに予定も金も無い。盛岡に旅行へ行ってわんこそば・冷麺・ジャージャー麺など麺を食べ尽くした後、イケメン…という意味不明な計画を立てたもののレンタカーが必要だったり宿代どうするんだとか…まぁ結局は友人との予定が合わずに断念。金のそれほどかからない二郎だとかコメダ珈琲だとかでお茶を濁しつつそう言えば公開が始まっていたな…とトライガンを観に行くことになった。シロノワール美味い。

 公開中なのでストーリーの説明等などのは省くけどざっくりな感想、ベタな時代劇!ヴァッシュのLOVE&PEACEな感じとメリル&ミリィの保険屋コンビ。元気なウルフウッド!ウルフウッドが好きだ!そんないつものメンバーと今回の悪役ガスバックとヒロイン、アメリア。磯部勉さんと坂本真綾さんが演じている。とても良いぞ。クールなアメリアも良いけど、ヴァッシュに絡まれるコミカルアメリアも良い。本当に約10年前のテレビシリーズとなんら変わりないクオリティだ…でも見方を変えれば「劇場版なのに」テレビシリーズと全然変わらない!それが良いのか悪いのかよく分からない。安定感と言えばテレビシリーズからのファンはとても安心して観られるものがあるけれど、「劇場版」というクオリティを観に行ったファンはやや肩透かしな印象を受けると思う。そんな鑑賞後の複雑な感想。

 昨今アニメ業界で劇場版が増えていることについて以前聞いた話があって、制作費回収のビジネスモデルとして劇場版型に目を付けた、というよりは、単にクリエイターのモチベーションとして劇場版を作った方が高くなるから、という事も一因としてあるらしい。結局コケてしまうにせよ発生する赤字は同等程度らしい(本当かどうかは不明)。うーん、今後テレビクオリティで作られた劇場版ってのも増えていくのかもしれない。そして無料で観られるアニメーションがどんどん減っていくのかもしれないね。