まとめて

 久しぶりにマンガを買って読む。最近マンガ読もうっていう気持ちが全然無くなってしまったなぁ…。雑誌を立ち読みするでも無いし。たまーにアプリで読んだりするけど。あとエロマンガもたまに見るな。読み始めてしまえば、一気に読むんだけど。とにかく最初の一歩が重い。ダメね。何か新しく始めようって気持ちが失われていくのは、進化が止まりつつあることの現れだ。いつまでもスラムダンクとかすごいよマサルさんが面白かったなぁとか昔々読んだマンガを懐古的に振り返っているようではダメだ。今の新しいのも読まないと。ワンピースも鬼滅の刃も読んでない。めんどくさい。めんどくさいし、大流行してるやつ今更追いかけるのがダサい。いやいや何言ってんだ。そういう態度そのものがダサいのではないか。読んでから判断しろよ。

 それはそれとして地味な漫画を買って読んだ。地味だけどとても面白い…。「戦争は女の顔をしていない」は原作をすこーしずつ読んでいるんだけど、マンガのおかげで状況や表情が浮かぶようになる。合わせて読みたいとはこのことだ。第2巻も物凄く地味で淡々しているけども、その誇張しない語り口調が、これはファンタジーじゃないんだという現実があるような気がしてとてもいいマンガだと思う。

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 富野監督の指摘している通り、マンガを描いている小梅けいと先生の世代だから出来ることなのかもしれない。戦争という体験が完全に抜けきった日本人の、それでいてニュートラルな表現。ところで小梅けいと先生といえば、花粉少女注意報がめちゃくちゃ好きでした。

未来のアラブ人――中東の子ども時代(1978―1984)

未来のアラブ人――中東の子ども時代(1978―1984)

 「未来のアラブ人」の方はなんとなくアマゾンのオススメに出てきたので買った。こっちもそれほど劇的な事が起こるわけでない地味なマンガ。そして文字が読みにくい。左開きのマンガに慣れてないだけなんだけど。時々吹き出しのストーリーと、説明書きの文字が平行に話を始めることがあって、これだけすげぇ読みにくいからヤメロと思った。

 話の内容は著者がリビアやシリアで暮らした日々を綴るもので、こんな文化になってんのかあ…って面白く読んだ。が、両親の関係がなんか現代的な&日本人の感覚では理解し難い。フランス人の母の方は、夫の仕事とか思想とかどう思ってたんだろう。作中ではなんか特に反対もしないで夫の決めたことに着いてってる印象だが…。フランス人で育った彼女がリビアやシリアへ行って生活環境がガラッと変わって、そこで順応していかなければならないという状況についてどう思っていたんだろう。それは2巻以降で語られるのだろうか。