ぐちぐちぐちぐちぐちういぐいぐちぐちぐいつぎつ

 憧れを持っていた理想の人物も、長く一緒にいたら失望してしまう、そんな男女関係的なものは仕事の上下関係だったり、師弟関係にも同じ事が言えそうだ。やはり人間に完璧など無い。仕事上の技術には変わりが無くとも、周辺の環境だとか、人となりとか…幻滅ポイントはいくらでもあるよね。決して嫌いになった訳でも無ければ、ダメ人間だと思っている訳でもないけど…なんつーか、こちらの理想が高かっただけなのかな。ガッカリしているのは自分になのかもしれない。そんなこと求めるのは無理だろうとか、なんで持ってると思ってたの、とか。

 これだけは譲れないのだが、創造には情熱が必要だ。センスのある人や経験豊富な人は、なんか流れ作業でチャチャッと仕事を片付けてしまう事が出来る。そんな楽ちんに仕事を流して、そこそこの成績をあげる。あ、こんなもんで十分なんだ、と勘違いするんだろうか?そこに情熱は皆無で、効率の事とお金の事、帰ってからのプライベートの事…創造物に対する思い入れが無い。そこそこの成績だと???なぜ最大限の効果を狙わない。情熱の無い仕事はバレる。信用できない。他人に仕事を任せると言うこと。そこには常に冒険が伴う。自分とは違う価値観。そこに仕事を任せることの恐ろしさ。だが予想もしない素晴らしい相乗効果が時としてある。危険な賭だ。でもいい加減にやるならもっと考えてくれる人に任せる。結果も重要だけど仕事ってその人と一緒にやりたいかどうかだろ、実際問題。

 自分のような経験値の低い見習いは、情熱だけで仕事をしてるんです。少ない頭と経験で、あれがいいかもこれが良いかもって考えて、作品への愛情があって、無駄にするところは無くって、誰がやっても構わないところなんて一切なくて、考えて考えて、効率は悪いから時間を掛けて体力使って準備して。でも確かにベテランの片手間作業よりクオリティは低くて。でも諦めないでいられるのは、金の力でも無くてプライベートの趣味の為でもなくてその仕事に愛があって情熱を持ってて人生懸けてて!だから無理をするんだよ!でも片手間でやった仕事は結果がつまんないんだよ!!!つまんねーんだよ!!!