セッション

 ハートマン軍曹かと思うほどに口汚く生徒を罵るフレッチャー。こわい。アメリカにはあんな鬼教官がゴロゴロしてるのだろうか。とんでもねぇ。フレッチャーが度々持ち出すチャーリー・パーカーバードになれたエピソード。失敗、挫折が限界を越えるきっかけになったという話。フレッチャーの仕掛ける罵倒なのかいじめなのかという指導にもその精神があるようだ。だからフレッチャーが優しい態度を取っていても、厳しい態度を取っていても、彼の真意はどこにあるかわからなくて面白い。緊張感がある。

 途中女の子と付き合いだした時は、フレッチャーからの呼び出しでデートの約束サボるやつだなと思ったけど、特になんのドラマも無かったな。ドラマになる前に別れちゃったし。それと朝6時に集合って言って遅刻したけどその後何事もなく進んだのは何だったんだろ。うーむ。

 クライマックスの演奏シーンは鬼気迫るものすごいシーンだ。劇中のドラムはアンドリュー・ニーマンを演じるマイルズ・テラーが叩いているとの事。すごいな。