スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

 スターウォーズを観た。すごい勢い映画。あんまり一生懸命観てるファンではないので、適当な感想なんだけど、続三部作と言われるここ最近の3本はとにかく話の勢いがものすごい印象。イベントを理解する間もなくざっくりとした雰囲気で物語の進行を感じて、デカイ音と派手な画面に圧倒されて、エンタメ映画を観させられているんだろうな、という気分にはなる。頭空っぽで楽しめるといえばそうなんだけど、あんまり細かい事が頭に入ってこない。大まかなストーリー進行については「テンポが良い」という話になると思うんだけど、人間関係はちょっと必要な時間が取られていない感じ。ep9で登場した新キャラとふんわり恋仲を匂わせてみたりして、それ今更必要ですか?みたいな。うーん、勝手に恋仲を想像してるだけなのかな。たぶんポリコレ的なアレコレで、登場キャラクターを男女平等に振り分けられている気がする。どうしても男女ペアはそういう展開があるのかしらと観てしまう。なのでフィンの感情とか人間関係とかぐちゃぐちゃし過ぎなのでは。レイに気があるような感じもあるし、今回初登場のジャナもなんかある気がする。ep8でローズともなんかなかったっけ。キスしてなかった?色んなことをもう忘れてしまったが…。

 しかしまぁ自分はスターウォーズに整合性とか求めてないので、ライトセーバーの剣戟アクションと、宇宙空間で戦闘機アクション、そして星をぶち抜く圧倒的な破壊の描写。このへんがあればスターウォーズなので、人間関係とかどうでもいいのだ。何かと便利なフォースがすべてを解決してくれる。いやでもちょっとフォース便利に使いすぎでは?念力とか感情を読むとか、そういう程度のものだったような印象だったたのだど、フォース自体を武器としてかめはめ波的に使ってるし、宇宙船クラスの質量もコントロールできるし。そのうち星のような質量も動かすようになろう。Ep17あたりで惑星をぶつけ合うジェノサイドが始まる。映画史上最大の死者を出すかもしれないが大丈夫だ。フォースがあれば、死者との会話ができる。肉体を忘れて人はフォースという名の精神体によって永遠を生きる。フォースとは輪廻転生を脱して涅槃に至った精神なのかもしれない。ニルヴァーナ。つまり仏だ。ジェダイの騎士とは仏だったのだ。なるほど。冗談っぽく書いたけど、ジェダイの精神って東洋思想的なところがあることに気づいた。無為自然。西洋的なキリスト教観とは違う。ワオ……ゼン……。